
病後児保育、使ったことありますか?
上の子(長男)は保育園に入って今年で5年目、年中さんになりましたが、これまで一度も使ったことがありませんでした。
ところが今年、1歳になった双子が保育園の洗礼を受けた流れで、ついに病後児保育デビューを果たすことに。
使ってみてわかったのは、「知らないことが多すぎた」ということ。
この記事を読むとわかること
- 保育園併設の「病後児保育」を利用する際の具体的なスケジュールやリアルな費用感
- 利用料以外に意外とお金がかかる「医師の診断書」の落とし穴
- 面倒な手続きをこなしてまで子どもを預けるべきか悩む、共働き夫婦の痛切な本音
費用の内訳、手続きの流れ、診断書の値段がクリニックによって違うこと……。今回はそのあたりを全部まとめてお伝えします。
病後児保育って何?病児保育との違いも整理しておこう

病後児保育とは
病後児保育とは、病気の回復期にある子どもを、保育園や医療機関に併設された施設で一時的に預かってもらえるサービスです。
「熱は下がったけど、まだ保育園の登園基準を満たしていない」「でも仕事はもう限界」というタイミングで活躍します。
多くの自治体で整備されていて、看護師や保育士が対応してくれます。
病後児保育と病児保育、何が違う?
ここ、ちょっとわかりにくいんですよね。整理するとこんな感じです。
| 病後児保育 | 病児保育 | |
|---|---|---|
| 対象 | 病気の回復期 | 発熱中など急性期も含む |
| 場所 | 保育園・施設に併設が多い | 小児科・病院に併設が多い |
| 状態の目安 | 熱が下がってから24〜48時間後など | 発熱中でも預かってもらえる |
今回うちが使ったのは、通っている保育園に併設の病後児保育室。
病児保育は、かかりつけの小児科に併設されているんですが、長男のときに利用登録だけしておいて、結局一度も使わなかったやつです。双子では登録すらしていませんでした。
我が家が病後児保育を使ったきっかけと利用の流れ

双子がどんな状況だったか
今回、双子2人がほぼ同時期に体調を崩しました。
双子育児は感染が連鎖しやすいんですよね。片方が回復しかけたタイミングで、もう片方が発熱。そのループのせいで、親の年休があっという間に溶けていきます。
今回の利用スケジュールはこうなりました。
| 曜日 | 男の子 | 女の子 |
|---|---|---|
| 水曜日 | 病後児保育 | 病後児保育 |
| 木曜日 | 自宅療養 | 病後児保育 |
| 金曜日 | 自宅療養 | 通常登園 |
| 月曜日 | 病後児保育 | 通常登園 |
2人同時に預けたのは水曜日だけ。あとはズレながら対応することになりました。
予約から利用までの手順
実際に使うまでの流れが、これが地味に手間でした。
- 小児科を受診し、医師に病後児保育用の診断書を書いてもらう
- 利用前日の決まった時間までに施設へ予約を入れる
- 当日、専用の連絡ノートを記入して持参する
熱が下がってホッとしたタイミングで、また診察に連れていって書類をもらって予約して……という流れは、正直なかなかしんどかったです。
自治体や施設によって手順が違う場合もあるので、通っている保育園に事前に確認しておくといいと思います。
実際にかかった費用をまとめてみた

利用料金:1回500円
我が家の自治体では、病後児保育の利用料は1人1回500円。
今回の利用は合計4回(水曜2人+木曜1人+月曜1人)で、利用料の合計は2,000円でした。
「1回500円で看護師さんに見てもらえる」と考えると安い気もしますが、実は別途かかるお金がありまして。
診断書の費用が意外にかかる
知らなかったんですよね、これ。
病後児保育を利用するたびに、医師の診断書が必要なんです。
で、この診断書の費用がクリニックによって全然違いました。
- かかりつけの小児科:1通1,000円 → 2人分で2,000円
- 土曜日に受診した別の小児科(かかりつけが休診だったため):1通500円 → 1人分で500円
診断書だけで合計2,500円。
利用料金(2,000円)より診断書代(2,500円)の方が高いという、なんとも言えないバランスになりました。
クリニックによって金額が違うのは、診断書が自由診療扱いだから。値段設定は各医療機関が決められるんです。知らなかったとはいえ、少しモヤッとしましたね。「なんでやねん」って感じで。
まぁ、具合のよろしくない1歳児を見てもらえるのでありがたく支払いましたが。
使ってみてよかったこと・気になったこと

よかったこと:ほぼ専属で見てもらえた
今回たまたまですが、うちの双子が利用したタイミングに他の利用者がいなかったんです。
おかげで、ほぼ付きっきりで見てもらえたとのこと。具合がよくない1歳児2人を、ほぼマンツーマンで対応してもらえたのは本当にありがたかったです。
常にそうとは限りませんが、利用者が少ない時間帯を選べると手厚くみてもらいやすいかもしれません。
気になったこと①:連絡ノートの記入量が多い
病後児保育専用の連絡ノートがあるんですが、これが普段の保育園の連絡ノートの倍くらい記入項目があるんです。
体温の推移、症状の経過、食事・排泄の状況、投薬の有無……。
記入は当然のことで大事なんですが、体調不良の子を抱えながらびっしり書くのは地味にきつかったです。初回は「こんなに書くの?」と少し驚きました。
気になったこと②:病後児より病児保育を勧められた
男の子が水曜日に利用した際、担当の看護師さんからこんなことを言われました。
「この子は熱の上がり方が激しいので、病後児保育よりも病児保育の方が対応しやすいと思います」
なるほど、そういうケースもあるんですね。
病児保育は発熱中でも預けられる分、医療的な対応が手厚いんです。ただ、前述のとおり双子では利用登録をしていなかった。
登録の手続きが面倒で後回しにしていたんですが、こういうタイミングで後悔するんですよね。
結果として、木曜・金曜はママが仕事を休んで自宅で看病することになりました。
病後児・病児保育、登録だけでも先にしておく価値はある

今回の経験で実感したのは、「いざというときの選択肢を事前に確保しておく」ことの大切さです。
特に双子育児では感染ループが起きやすく、片方が回復したと思ったらもう片方が発熱、という展開がざらにあります。
共働きで年休の残日数が気になるなら、病後児保育の手順確認+病児保育の利用登録は、入園後なるべく早めに済ませておくといいと思います。
「登録したけど一度も使わなかった」でも全然OK。長男がそうでしたから。使わないに越したことはないし、いざとなれば動ける状態にしておくことが重要です。
ところで、そこまでして働く意味があるのか問題

これは、うちのママが今回しみじみ言っていたことなんですが。
「面倒な手順を踏んで、お金を払って、病後児に預けてまで働かないといけないのか。そこまでして働く意味が分からん」
笑えないというか、めちゃくちゃ正直な本音だなと思いました。
診断書をもらいに小児科に連れていく、前日に予約を入れる、連絡ノートをびっしり書く、診断書代が利用料より高い……。制度としては助かるし、使えるなら使った方がいいとは思う。でも、それを使いこなすコスト(時間・手間・精神的な余裕)がかかりすぎると感じる瞬間があるのは、多くの共働き家庭の本音じゃないかと思います。
この感覚は否定したくないし、そういうリアルを共有することも、このブログの意味だと思っています。
まとめ:病後児保育は使える制度、でも事前準備が鍵

今回、初めて病後児保育を使ってみてわかったことをまとめます。
- 利用料は自治体によるが、1回500円程度のところが多い
- 診断書が別途必要で、クリニックによって金額が異なる(自由診療のため)
- 予約は前日の決まった時間までに必要
- 病児保育とは対象の状態が異なる。発熱中に使えるのは病児保育
- 利用登録は入園後なるべく早めに済ませておくと安心
- 連絡ノートの記入量は多め。心の準備を
双子は感染が連鎖しやすく、年休の消費スピードが想像以上です。使える制度を把握して、少しでも余裕を持って乗り越えていけるといいですよね。
「知らなかった」で損をしないよう、仕組みだけでも頭に入れておいていただけると嬉しいです。
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外部リンク
厚生労働省:病児・病後児保育について
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/09/dl/s0930-9e.pdf
病児・病後児保育の利用方法や料金は自治体・施設によって異なるため、お住まいの自治体の公式案内をご確認ください


