
我が家の男女の双子も、ついに1歳になりました。
生後1週間で退院してきた日から始まった、ミルク、おむつ、寝かしつけの毎日。月齢ごとの授乳量や排泄、生活リズムはこれまでの記事でも記録してきましたが、1歳という節目で、今回は数字ではなく「親の体感」で最初の1年を振り返ってみたいと思います。
双子育児は、いつから楽になるのか。
これから双子を迎える方や、いま寝不足の真っただ中にいる方なら、きっと気になるところだと思います。
我が家の場合、「ここは少し楽だった」と夫婦そろって思い出せる期間は、はっきりしています。
双子が夜通し寝てくれるようになってから、離乳食が本格的に始まるまでの約1ヶ月間です。
短い。
1年のうち、たった1ヶ月。
しかも、その期間を「楽だった」と感じられたのは、パパもママも育休中で、2人で双子と長男を見られていたことがかなり大きかったと思います。
反対に、1年間で何がいちばんキツかったかと聞かれたら、答えは明確です。
寝てくれないこと。
この記事では、夜間授乳、夜泣き、離乳食、復職と、次々に変わっていった我が家の双子育児1年目を、本音で振り返ります。
今回の結論:楽だったのは、夜に眠れて離乳食がまだない時期

先に結論をまとめると、我が家の双子育児1年目はこんな感じでした。
- 最初の3ヶ月は、2〜3時間おきの授乳で、とにかく眠れないのがキツかった。
- 生後4ヶ月後半から5ヶ月目にかけて、夜通し寝る日が増え、まだ離乳食の負担も少なかった約1ヶ月が一番楽だった。
- 離乳食が始まり、パパが復職し、夜泣きが出て、保育園とママ復職が重なると、「楽だった時期」は思いつかなくなった。
「月齢が上がれば、だんだん楽になる」と思っていたところもありました。
実際には、楽になるというより、大変さの種類が次々に入れ替わっていく感覚でした。
寝不足が落ち着いたと思ったら、離乳食。
離乳食のリズムができてきたと思ったら、2回食、3回食。
夜は寝るものだと思い始めた頃に、夜泣き。
保育園に入れたら、今度は体調不良と送迎。
夫婦ともに復職したら、夕方から寝かしつけまでの時間がとにかく足りない。
育児って、クリアしたら終わるゲームではなく、ステージを抜けた瞬間に次の敵が湧くタイプでした。
双子育児1年目の「しんどさの波」を振り返る

我が家の体感で、最初の1年間をざっくり並べるとこうなります。
| 時期 | 大変だったこと | 振り返って感じること |
|---|---|---|
| 新生児期〜生後3ヶ月頃 | 2〜3時間おきの授乳、おむつ、寝不足 | 眠れないことがすべてを重くする |
| 生後4ヶ月後半〜5ヶ月頃 | 日中の相手は必要だが、夜が安定 | 一番呼吸がしやすかった約1ヶ月 |
| 離乳食開始〜2回食 | 献立、作り置き、食べさせる時間 | 我が家の苦手分野が始まった |
| 生後7〜9ヶ月頃 | パパ復職、2回食・3回食、夜泣き | 夜が崩れると本当にしんどい |
| 保育園開始〜1歳 | 体調不良、送迎、夫婦の復職 | 毎日を回すだけで精一杯 |
もちろん、同じ月齢でも家庭によって感じ方は全然違うと思います。
ただ我が家では、1年を通して振り返ったとき、「睡眠が取れるかどうか」が親の余力に一番直結していました。
最初の3ヶ月は、仕方ないと分かっていても眠れないのがキツい

生まれて最初の3ヶ月くらいは、双子ともに2〜3時間おきの授乳が中心でした。
ミルクを作る。
飲ませる。
げっぷをさせる。
おむつを替える。
寝かせる。
一人が終わる頃には、もう一人の対応が必要になることもあります。やっと全員落ち着いたと思ったら、次の授乳時間が見えてくる。
夜中に時計を見て、「まだ2時か……」と思う絶望感。
逆に、「もう5時か……」と思う絶望感。
どっちに転んでも絶望です。
とはいえ、この頃は「赤ちゃんだから仕方ない」と、どこかで腹をくくっていた部分もありました。
寝られないのはキツい。
でも、最初の数ヶ月はそういう時期だと覚悟していたので、夫婦で交代しながら何とか乗り切っていました。
我が家では、パパも出産直後から半年間の育休を取っていました。ママと2人で対応できたからこそ、長男がいる生活の中でも、倒れずに回せていたのだと思います。
生後4〜5ヶ月、夜に眠れるだけで世界が変わった

転機が来たのは、生後4ヶ月頃でした。
それまで夜間の授乳が当たり前だった双子に、朝まで寝てくれる日が出てきました。
最初は、朝目が覚めてから「え、夜中に起きてないよね?」と時計を確認するくらい信じられませんでした。
記録を見返しても、生後4ヶ月目は夜間授乳ゼロの日が初めて5日出てきて、生後5ヶ月目になると夜間授乳ゼロの日は35日中28日まで増えていました。
親が夜に眠れる。
これだけで、日中の感じ方がまるで違いました。
もちろん、双子のお世話がなくなるわけではありません。授乳もおむつも抱っこもあるし、4歳の長男もいます。
自由時間ができてゲーム三昧、なんて話では全くありません。というか、夜が空いたところで、まずやりたいことはゲームではなく睡眠でした。
ただ、夜にまとまって眠れると、朝のスタート地点が違う。
多少ぐずられても、少し受け止める余裕がある。
授乳量に波があっても、「まあ、そういう日もあるか」と思える。
夫婦の会話も、寝不足でギリギリだった頃より、少し穏やかになる。
振り返ってみると、我が家で一番「楽だった」と言えるのは、この時期でした。
なぜその約1ヶ月が楽だったのか。離乳食がまだ本格化していなかったから

夜に寝てくれるようになったことは、もちろん大きかったです。
でも、今になって思うと、あの時期が楽だった理由はもう一つあります。
まだ、離乳食が本格的に始まっていなかったことです。
我が家は、とにかく離乳食が苦手です。
作ること自体は、始めてしまえばなんとかなるんです。
おかゆを作る。
野菜を茹でる。
ブレンダーで細かくする。
冷凍ストックにする。
そこまでは、やり始めれば流れ作業で進められます。
片付けも、そこまで苦ではありません。洗うものは多いけれど、終わりが見える作業なので、淡々とやれば終わります。
いちばん苦手なのは、その前と、その最中。
「今日は何を作る?」
「この食材は最近使ったっけ?」
「冷凍ストック、もう残ってないよね?」
「これを2人分、しかも食べてくれるのか?」
何を食べさせるか考える時点で、すでに脳の容量をかなり持っていかれます。
そして、実際に食べさせるのも大変でした。
口を開けてくれる日ばかりではない。
途中でぐずる。
手を伸ばす。
こぼす。
片方を見ているうちに、もう片方が何かしている。
双子の離乳食は、料理というよりイベント運営です。
しかも毎日開催。
中止不可。
夜に寝てくれるようになって、ミルク中心で回せていた時期は、この「何を作るか考えて、2人に食べさせる」という負担がまだありませんでした。
だからこそ、あの短い期間は、1年間の中でぽっかりと余白ができたように感じたのだと思います。
「楽だった」と言えるのは、夫婦で育休を取れていたから

ただ、ここで誤解のないように書いておきたいことがあります。
「生後4〜5ヶ月頃になれば、双子育児は楽になります」と言いたいわけではありません。
我が家がその時期を楽だったと感じられたのは、パパもママも育休中だったことが大きいです。
双子が夜に寝てくれたとしても、日中に一人で二人のお世話をしながら、上の子の対応や家事まで抱えるとなると、話は全然違うと思います。
抱っこしてほしい二人。
構ってほしい長男。
終わらない家事。
そして、次の授乳時間。
親が二人いてもバタバタするのに、これを一人で回すのは簡単ではありません。
半年間の育休を終えた今、あらためて思うのは、パパ育休は「ママを手伝うための期間」ではなく、最初から一緒に育児を担うための期間だったということです。
夜に寝られるようになった時期を、夫婦で「ちょっと楽になったね」と感じられた。
これは、2人でその生活を経験できたからこその感想だったと思います。
一度寝てくれるようになってからの夜泣きは、想像以上にキツかった

そして、双子育児1年目で改めて思い知らされたのが、寝てくれないことの破壊力です。
最初の3ヶ月の夜間授乳も、もちろんキツい。
でも、一度「夜は寝られるもの」という生活を知った後の夜泣きは、また別のしんどさがありました。
眠れるようになった頃には、親の身体も心も、少しずつ普通の睡眠に戻り始めています。
そこから、夜中に泣き声で起こされる。
抱っこしてもなかなか寝ない。
置いたら起きる。
もう一人まで起きないかとヒヤヒヤする。
翌日は普通に仕事や育児がある。
「前は毎晩起きていたんだから、これくらい平気でしょ」とは、全然なりませんでした。
むしろ、知ってしまった分だけキツい。
生後8ヶ月目の記録でも、男の子の夜泣きが増えて睡眠が不安定になったことを書いていました。夜間に何らかの記録があった回数は35日間で19回。「夜は基本寝るけれど、崩れる日は崩れる」という状態でした。
これが本当にしんどい。
離乳食も大変。
仕事と育児の両立も大変。
保育園の体調不良も大変。
それでも、「一番何がキツい?」と聞かれたら、我が家では結局、寝てくれないことだと思います。
眠れないと、翌日のすべての難易度が一段上がるからです。
パパ復職後の半年間は、「楽だった時期」が思いつかない

パパの育休は、生後半年頃で終了しました。
そこからは、平日日中の双子育児はママが中心になり、パパは仕事から帰宅後に合流する生活へ。
ちょうど離乳食も進み、2回食、3回食と食べる回数が増えていく時期でした。
ミルクだけなら、「飲ませたらひとまず一区切り」だったのが、離乳食は準備して、食べさせて、ミルクとのバランスも見て、次の食事も考えなければいけません。
しかも、双子だけではなく長男もいる。
さらに、保育園が始まれば発熱や胃腸炎などの体調不良が続き、ゴールデンウィーク明けにはママも復職。夕方以降のタスクは、それまでより約1時間後ろにずれる形になりました。
17時頃に保育園から帰宅。
18時頃にパパが帰宅して、そこから双子の離乳食。
大人と長男の夕食、お風呂、片付け、寝かしつけ。
もちろん、笑うこともあるし、双子が成長してできることが増えていく嬉しさもあります。
ただ、「この期間は楽だったね」と言えるほどの余白は、正直ありませんでした。
パパが1年間育休を取っていたらどうだったのか。
それは経験していないので分かりません。
ただ、少なくとも我が家では、パパが復職した後の半年間は、楽な時期を探すより、今日をどうにか終わらせることで精一杯だった、というのが本音です。
双子育児は、楽になるというより「大変さが変わる」

双子育児の1年間を終えて思うのは、ある日突然、全部が楽になるわけではないということです。
眠れない大変さが落ち着くと、食べさせる大変さが来る。
食べるリズムができると、動き回る大変さが来る。
保育園に入ると、体調不良や仕事との調整が来る。
復職すると、時間との戦いが始まる。
こう書くと、ずっと地獄みたいに見えるかもしれません。
でも、同じしんどさが永遠に続くわけでもありません。
夜間授乳で眠れなかった時期は、終わりました。
寝返りもできなかった双子は、今では家の中を元気に動き回っています。
離乳食が大変だとぼやきながらも、二人がもぐもぐ食べる姿には笑わされます。
楽になるというより、「大変だけど、できることも増えていく」。
1歳までの双子育児は、そんな1年だった気がします。
まとめ:一番楽だった約1ヶ月があったから、今も振り返れる

双子育児の最初の1年を振り返ると、我が家で一番楽だったのは、夜通し寝るようになってから離乳食が本格的に始まるまでの約1ヶ月でした。
夜に眠れること。
まだ離乳食の献立や食事介助に追われていないこと。
そして、パパとママが二人とも育休中で、一緒に日中の育児を担えていたこと。
この条件が重なって、あの時期だけは少し呼吸がしやすかったのだと思います。
一方で、一番キツかったことは、やっぱり寝てくれないことでした。
最初から眠れないのもキツい。
一度眠れるようになってから、また夜泣きで起こされるのも本当にキツい。
それでも、夜間授乳の時期も、夜泣きで困った時期も、いつかは過ぎていきます。
今まさに眠れずにしんどい方に、「すぐ楽になります」と軽くは言えません。
でも、我が家にも確かに、少し息をつける時期がありました。
そして1年経った今、双子は元気に成長し、親もなんとかここまで来ました。
今日を回すだけで精一杯の日があっても大丈夫。
双子育児の1年目は、それだけでも十分すごいことだと思います。
こちらもおすすめ!
外部リンク
離乳食の進め方や考え方の参考
こども家庭庁「授乳や離乳について」
https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/junyuu
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
赤ちゃんの安全な睡眠環境の参考
こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」
https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids





