
4月に入り、いよいよ双子たちの慣らし保育がスタートしました。新しい環境に少しずつ慣れていってほしいと願う親心をよそに、さっそくやってきました。「保育園の洗礼」です。
この記事では、双子が同時に体調を崩した時のリアルな現状と、単胎児の時とは全く違う「多胎児・多子家庭ならではの壁」、そしてママの本格的な復職に向けて夫婦で話し合っておくべき急病時のルールについてまとめました。
この記事を読むとわかること
- 双子が「保育園の洗礼」を受けた時の過酷なリアル
- 多子家庭での「お迎えコール」や病院受診の難しさとジレンマ
- 急な発熱時に直面する、育児サポートサービスの限界
- ママ復職前に夫婦で決めておくべき、急病時の対応シミュレーション
これから双子やきょうだいを保育園に預ける予定のパパ・ママにとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
双子の慣らし保育と「保育園の洗礼」

長男の時にも経験しているので覚悟はしていましたが、やはり保育園に通い始めると、あっという間に様々なウイルスをもらってきます。我が家の双子たちも、見事にその「洗礼」を浴びることになりました。
週末からの鼻水・咳、そして39℃超えの発熱
慣らし保育が始まって数日、週末が近づくにつれて双子たちの様子に変化が。二人揃って鼻水がズルズルと出始め、コンコンと咳をするようになりました。
「これは怪しいな……」と思っていた矢先、土日に入るとついに発熱。しかも、二人ともあっさりと39℃を超えてきたのです。小さな体が熱く、ぐったりしている様子を見ると本当に可哀想になりますし、看病する親の方もハラハラして気が休まりません。
タイミングの悪かった土曜日の病院受診
熱が出たのは土曜日でした。慌てていつもお世話になっているかかりつけの小児科に予約を入れようとしましたが、時すでに遅し。予約枠はあっという間に埋まっており、受診を断念せざるを得ませんでした。
仕方なく、近所の耳鼻科へ連れて行くことに。しかし、ここでもタイミングの悪さが露呈します。耳鼻科での診察時点では熱が上がりきっておらず、処方されたのは鼻水と咳止めの薬のみ。受診が終わって帰宅してから一気に熱が上がり始めたため、手元に解熱剤(熱冷まし)がないという不安な状況に陥ってしまいました。
月曜日の朝に熱が下がっていなければ、当然保育園はお休みです。パパである私も、月曜日は仕事を休んで看病に回る覚悟を決めました。
単胎児とは違う?多子家庭での「お迎えコール」の壁

今回、改めて痛感したのは、長男一人だけを保育園に預けていた時とは、状況が「全く違う」ということです。双子やきょうだいを預けていると、イレギュラーな事態が発生した際の難易度が跳ね上がります。
誰を連れて帰る?一人だけ?それとも全員?
保育園から「お熱が出たのでお迎えをお願いします」と連絡が来た場合、単胎児であれば急いで迎えに行き、そのまま病院へ直行することができます。しかし、多子家庭の場合はここで究極の選択を迫られます。
例えば、双子の一人だけが発熱した場合。 発熱した子だけを連れて帰り、もう一人は夕方まで預かってもらうのか?それとも、午後3時過ぎの微妙な時間帯であれば、いっそ全員まとめて連れて帰った方がいいのか?
元気な子を早く連れ帰っても自宅で退屈してしまい、看病の邪魔になってしまう可能性があります。逆に残しておくと、後からもう一度お迎えに行かなければならず、親の体力が削られます。
たとえ早い時間帯でも、保育園側から「全員連れて帰ってください」とお願いされる可能性も、もちろんあります。その場合は仕方ないけど園の方針に従うしかありません。
病院受診とお迎え時間のジレンマ
さらに厄介なのが、病院受診のタイミングです。 急いでお迎えに行き、そのまま小児科へ駆け込んだとします。しかし、小児科が混雑していて待ち時間が長引いた場合、診察の最中に「保育園に残している兄弟のお迎えの時間」が来てしまう危険性があるのです。
病気でぐずる子を抱えながら、お迎えの時間に遅れないように焦るプレッシャーは、精神的にもかなりの負担になります。
親一人で子供二人以上は物理的に過酷
そもそも、熱を出して機嫌が悪い子供を病院へ連れて行くのは、親一人に対して子供一人の「マンツーマン」であっても一苦労です。
それが、親一人で双子(あるいは長男を含めた3人)を同時に見るとなると、物理的な限界を感じます。一人が泣き出せばもう一人も泣き出し、抱っこをせがまれても両手はふさがっています。
院内感染のリスクを考えても、健康なきょうだいを一緒に小児科へ連れて行くのはなるべく避けたいところです。
急な発熱!頼みの綱の育児サポートは使える?

親だけで対応しきれない場合、外部の育児サポートを頼りたくなりますが、ここにも大きな落とし穴がありました。
事前予約制のサポートは急な病気に弱い
自治体のファミリーサポートや、民間のベビーシッターサービスなどは、多胎児育児の強い味方です。しかし、これらの多くは「事前予約」が必要となります。
子供の発熱は、ある日突然、何の予告もなくやってきます。当日の朝に「今日、どうしても休めないので預かってください!」とお願いしても、手配が間に合わないことがほとんどなのです。
病児保育施設も、事前登録が必要だったり、当日の朝にはすでに定員オーバーでキャンセル待ちだったりすることが珍しくありません。
結果として、急な病気の場合は、どうしても「パパかママが仕事を休む」という選択肢しか残らなくなってしまいます。
ママ復職前に決めておくべき!急病時の対応ルール

今回はまだママが育休中であり、慣らし保育の期間だったため、なんとか家庭内で対応することができました。しかし、この先ママが本格的に職場復帰を果たし、夫婦共働きの状態になった時に同じ状況が起きたら、と考えると、背筋が寒くなります。
「その時になってから考える」では、絶対に回らなくなります。今のうちに、夫婦でしっかりとシミュレーションをしておく必要があると強く感じました。
お迎え担当と仕事の調整方法を明確に
まずは、保育園からのお迎えコールが鳴った際、どちらが迎えに行くのかの基本的なルール決めです。
お互いの仕事のスケジュール(外せない会議の曜日など)を共有し、第一連絡先をどちらにするのかを決めておく必要があります。
また、祖父母などの親族に頼れる場合は、どのタイミングでSOSを出すのかもすり合わせておきたいところです。
移動手段の確保(車・チャイルドシート問題)
我が家のように子供が3人いる場合、移動手段も大きな課題です。 パパとママ、どちらの車にも子供3人分のチャイルドシート・ジュニアシートが乗る状態になっているか?
もしママが自転車でお迎えに行く場合、双子と長男をどうやって連れて帰るのか? 急な雨の日や、病気で歩けない時の移動手段など、物理的な導線を確認しておくことが重要です。
我が家の暫定ルール
今回の経験を踏まえ、我が家では暫定的に以下のようなルールを話し合いました。
- 長男(4歳)単独のトラブル: 基本的にパパが対応(お迎え・受診)。
- 双子(0歳)のトラブル: ママがメインで対応。ただし、双子の看病は一人では回らないため、パパも可能な限り仕事を早く切り上げて帰宅し、サポートに回る。
もちろん、状況によって柔軟に対応を変える必要はありますが、ベースとなる役割分担を決めておくだけで、いざという時のパニックを防ぐことができます。
月曜日はどうなった?実録

月曜日、双子どちらも37℃台まで下がってくれました。
ぐったりしていた土日とは打って変わって、機嫌もまあまあ。でも念のため、2人ともお休みさせることに。
ママが「なんとかする」と言ってくれたので、パパは午前中だけ家に残って動きました。することは、
- ストックが底をついていたおかゆを作る
- 薬を飲ませるためのヨーグルトとベビーフードを買い出し
- 長男を保育園に送って行く
午後からはパパが仕事へ。ママが双子2人の看病をワンオペで回してくれました。
ただ、長男を保育園に送って行ったとき、園の先生からさらっとこう言われました。
「0歳・1歳クラスでインフルエンザB型が何名か出ています。熱が下がらないようなら受診した方がいいかもしれません」
・・・インフルB型。
鼻水と咳だけなら「よくある洗礼」で済む話ですが、インフルだとすると話が変わってきます。しばらく仕事行けないかも・・・と考えても仕方ないので聞かなかったことにしておきます。
とりあえず熱が下がっているので様子見にしましたが、再度上がるようなら火曜日に小児科へ、という方針にしました。
洗礼の中身が、思っていたより複雑だったというのが正直なところです。
慣らし保育中で、まだママも復職していない今だから、なんとか動ける。これが復職後だったら——と考えると、想像するだけで額に汗が出ます。
まとめ:慣らし保育期間中にシミュレーションできてよかった

双子がいきなり39℃を超える熱を出し、看病は本当に大変でしたが、ポジティブに捉えれば「ママの復職前に、多子家庭の急病対応の過酷さをリアルにシミュレーションできた」という点では、非常に意味のある経験でした。
子供は病気を繰り返して免疫をつけて強くなっていきます。「保育園の洗礼」は、働くパパ・ママにとって避けては通れない道です。
特に多胎児家庭では、一人で抱え込もうとすると確実にパンクします。夫婦でしっかりと話し合い、職場の理解を得る努力をしつつ、使えるサービスは事前に登録しておくなど、できる限りの準備をして復職の日を迎えたいと思います。
双子育児・多子育児中の皆さん、急な病気のお迎えや看病は本当に体力勝負ですが、一緒に乗り切っていきましょう!
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外部リンク
こども家庭庁:保育所における感染症対策ガイドライン
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/c60bb9fc/20230720_policies_hoiku_25.pdf?utm_source=chatgpt.com
日本小児科学会:学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説
https://www.jpeds.or.jp/general/prevention/yobo-kansensho/index.html?utm_source=chatgpt.com





