
双子育児でいちばんしんどい時間帯を挙げるとしたら、間違いなく「夜」です。
寝ない。やっと寝たと思ったら夜泣き。体調不良が重なると、夜中が戦場になる。
この記事では、SNSでよく見かける「夜の悩み」に絞って、我が家が実際にどう対処してきたかを書きます。きれいな解決策ではありませんが、「同じ状況でこうしていた」という記録として読んでもらえると。
双子の夜、なぜこんなにしんどいのか

双子育児の夜がしんどい理由は、単純に「2人分だから」だけではありません。
1人が泣いても、もう1人が起きるかもしれない。その緊張感が、ずっと続くんです。
赤ちゃん1人の夜間対応であれば、泣いたら対応して、また寝る。そのサイクルで何とか回ります。でも双子の場合、片方を寝かしつけている間にもう片方が泣き始めることがあります。
「静かにしなきゃ」「もう1人を起こしちゃいけない」
この緊張感が積み重なると、ただの睡眠不足以上の消耗感があります。眠れないのはもちろんですが、「また起きるかも」という待機状態が続くことが、精神的にじわじわ削られる原因だと思っています。
悩み① 新生児期、2〜3時間おき授乳が2人分

実際どんな夜だったか
新生児期の夜間授乳は、時系列にするとこんな感じでした。
- 泣く
- ミルクを作る(70℃以上のお湯で溶かして、冷ます)
- 飲ませる
- ゲップをさせる
- オムツを確認・交換
- 寝かしつける
- もう1人が泣く
2人同時に泣いて起きる日もあれば、一人目の授乳中に泣き出したり、寝かしつけまで終わっても泣き出してこない時もあります。起きるまで待つか、無理やり起こして授乳しようか、それとも1回寝てしまおうか、頭を悩ませる。そういう夜が何週間も続きます。
我が家では、浄水型ウォーターサーバーを使用して「お湯を作る時間」をなくすことで、かなり楽ができていたと思います。スイッチひとつで70℃~90℃のお湯がいつでも出てくるだけで、深夜の準備時間がかなり短縮されます。
それでも2人分は2人分なので、「夜はパパとママで担当を分ける」という体制を取りました。完全に交互ではなく、「片方が動いたらもう片方は寝ておく」を基本ルールにしていました。
どちらかが動けなくなる前に、意識的に休む人を作る。これは双子育児の夜間対応において、かなり重要だと感じています。
新生児期を振り返って思うこと
新生児期の夜間授乳は、終わりがあります。
当時はそう思えませんでしたが、振り返ると「あの地獄にも終わりが来た」という事実があります。
完璧な対応よりも、「今夜を乗り切ること」だけ考える。明日のことは明日の自分に任せる。そういう割り切りが、新生児期の夜を何とか生き延びるコツだったと思います。
悩み② やっと夜通し寝るようになった後の夜泣き

「楽になった」の後に来る夜泣き
新生児期を乗り越えて、双子が夜通し寝るようになったとき、正直ほっとしました。
「これでやっと寝られる」
そう思っていた矢先に始まったのが、夜泣きです。
夜泣きそのものがしんどいのはもちろんですが、我が家でいちばんきつかったのは「期待を裏切られた感覚」でした。楽になった実感があっただけに、逆戻りした感じが心に来ます。
しかも双子の夜泣きは、1人が泣き始めるともう1人に伝播することがあります。特に睡眠が浅くなる深夜2〜4時ごろ、連鎖することが多かったです。
我が家がやったこと
夜泣き対応で試したことをいくつか挙げます。
部屋の配置を変えた
双子を同じ部屋に寝かせていましたが、1人が泣いたときの声が届きにくいよう、寝かせる向きと位置を少し調整しました。完全には防げませんが、「音で起きる」ことはある程度減らせました。
すぐ抱っこしない夜も作った
泣いてもすぐに抱き上げず、少し様子を見る。泣き止む場合もあれば、そうでない場合もある。でも「泣いたら必ず親が動かなければいけない」というルールを自分の中で緩めるだけで、少し楽になりました。
夜泣きが続く時期には、担当を決めた
「今夜はパパが夜泣き対応担当、ママは別室で寝る」という日を意識的に作りました。完全交代制というより、週単位や体調に合わせて調整していました。どちらかが完全に休める夜を作ることが、二人の消耗を均等にするうえで効果的でした。
悩み③ 発熱が加わると、夜が一気に崩れる

発熱夜間対応の大変さ
保育園に通い始めてから、我が家では発熱の頻度が増えました。いわゆる「保育園の洗礼」です。
発熱があると、夜の眠りが浅くなります。やっと寝ても、30分〜1時間で起きることがある。抱っこしないと泣き止まない夜もありました。
さらに大変なのが、胃腸炎症状が出た場合です。
嘔吐があれば、着替え・シーツ交換・床の片付けが発生します。寝たいのに動かなければいけない。しかも双子で同じタイミングで症状が出ると、対応が倍になります。
一方が発熱して夜泣きしている間、もう一方も体調が悪くて眠れない——そういう夜は正直、精神的にかなりきつかったです。
発熱の夜、我が家がやっていたこと
体温記録を細かくつけた
どちらが何時に何度だったかを記録するようにしました。「さっきより上がってる?下がってる?」を感覚でなく数字で判断できるだけで、焦りが少し減ります。アプリでも紙でも何でも良いです。記録そのものに意味があります。
解熱剤のタイミングをあらかじめ決めておいた
小児科からもらった解熱剤の使用タイミングを、事前にかかりつけ医に確認しておきました。「38.5℃以上で使っていい」「使った後6時間は空ける」など、判断基準が明確だと深夜でも迷いが減ります。
水分補給を小まめに
飲めなくても、少量ずつこまめに。自力で飲めそうならコップやストローマグで。ダメそうならスプーンで少量ずつでも口に運んで飲ませるようにしました。
「夜の悩み」に共通して言えること

3つの悩みを書いてきましたが、共通して感じることがひとつあります。
双子の夜間対応を1人で完璧にやろうとしない、ということ。
物理的に無理な場面があります。片方を抱っこしている間にもう片方が泣く、その事実はどうにもなりません。
「完璧に対応できなかった」ではなく、「今夜もなんとか乗り切った」でいい。
深夜の対応で自分を責めても、明日の夜も続きます。双子育児の夜間対応は、長期戦です。消耗を均等に分散して、倒れないことのほうが大事だと、1年間を振り返って思います。
まとめ

- 双子の夜は「眠れない」だけでなく「また起きるかも」の緊張感が続くのがしんどい
- ミルクは時短アイテム+担当制で少しでも効率化する
- 夜泣き期は「すぐ抱っこしない」「担当日を作る」で消耗を分散する
- 発熱夜間対応は記録と事前の判断基準が焦りを減らす
- どれも「完璧な対応より、続けられる対応」を意識することが大事
次の記事(#2)では、「日中のオペレーション編」として、ワンオペ・保育園送迎・管理の混乱を深掘りします。
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外部リンク
こども家庭庁:赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~
https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids
厚生労働省:子ども医療電話相談事業(♯8000)について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html



