
この記事を読むとわかること
- 双子の授乳において「母乳かミルクか」に絶対の正解はないこと
- 我が家が生後2ヶ月で「完全ミルク(完ミ)」へ移行したリアルな理由
- ママの負担を減らすための、完ミならではの夜間授乳の乗り越え方
双子の授乳、どうするのが現実的なんだろう。
これ、出産前からかなり気になっていたテーマでした。
母乳がいい、ミルクが楽、混合がちょうどいい。いろいろ聞くけれど、双子になると話は一気に別競技になります。
「できれば母乳で育てたいけれど、二人分なんて足りるの?」
「ミルク代もバカにならないし、混合がいいのかな?」
プレパパ・プレママの皆さんも、きっと同じように迷われているのではないでしょうか。
我が家も退院後しばらくは混合でやっていました。
でも、生後1〜2か月ごろの生活は、正直かなりハードでした。
この記事では、わが家が混合から完ミに移行した理由と、生後1〜3か月の授乳記録から見えたことをまとめます。
「母乳かミルクか」で正解を決める記事ではなく、家庭が回る形をどう見つけたか、という話です。
退院直後:混合育児でスタートした我が家

退院後、我が家はいわゆる「混合育児」でスタートしました。
やり方はこうです。
- 男の子に母乳 → 女の子にミルク
- 次の授乳では女の子に母乳 → 男の子にミルク
- これを交互に繰り返す
「1回の授乳でどちらかは母乳を飲める」という方法です。理屈の上では成り立ちます。でも、実際に動かしてみると、必ずママがどちらかに関わっている、という状況になりました。そりゃそうだよね。
一人が母乳を飲んでいる間、もう一人はミルクを作って飲ませる。ミルクが終わったら哺乳瓶を洗う。気がついたらもう次の授乳時間、という流れです。
生後まもない双子の授乳間隔は、データを振り返ると1日平均23回以上でした(授乳+ミルクの合計)。2〜3時間おきに起きて授乳して、の繰り返し。休める時間が、構造的にありませんでした。
混合育児でのリアルな問題3つ

① ママに休める時間がない
母乳育児の最大の問題はここです。
ミルクであれば、「じゃあ次の授乳はパパが担当するね」という交代ができます。でも母乳は、ママ以外の人間にはできません。夜中の授乳も、ママが起きなければいけない。
双子なので授乳自体の頻度が高い中で、ママが完全に休める時間帯を作ることがとても難しかったです。
② 飲んだ量が分からない
ミルクは飲んだ量がmLで分かります。でも母乳は目に見えません。
「ちゃんと飲めてる?」「今日は出が良かった?悪かった?」という不安が毎回あり、飲み終わった後も機嫌が悪かったりすると「飲み足りなかったのかな」と気になる。そのたびにミルクを追加するかどうか迷う、という判断が積み重なっていきました。
③ 母乳の出にムラがある
授乳ごとに出方が違います。よく出る日もあれば、疲れが出てくると減ったように感じる日もある。
双子の側も毎回同じように飲めるわけではなく、しっかり飲む日と全然飲まない日があります。この「読めなさ」が、地味にストレスになっていました。
生後約2ヶ月で完全ミルクへ移行

こうした積み重ねの中で、ママから「もう母乳やめていいかな」という言葉が出てきました。
パパとしては、「それでいいと思う」と即答しました。
データを見ると、母乳の割合がどう変化していったかが分かります。
| 期間 | 母乳回数 | ミルク回数 | 母乳の割合 |
|---|---|---|---|
| 5月(生後0ヶ月〜) | 137回 | 264回 | 約34% |
| 6月(生後1〜2ヶ月) | 139回 | 459回 | 約23% |
| 7月(生後2〜3ヶ月) | 26回 | 427回 | 約6% |
| 8月(生後3ヶ月〜) | 0回 | 145回 | 0%(完ミ) |
5月中旬の退院直後から、6月にかけて少しずつ母乳の割合が下がり、7月に入ると急速に減少。7月下旬以降は完全にミルクだけになっています。
「急にやめた」わけではなく、自然な流れで少しずつ回数を減らしながら移行していきました。
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完全ミルクになって変わったこと

夜間授乳をパパが担当できるようになった
これが一番大きかったです。
完全ミルクになってからは、夜の授乳はパパが全部対応する日を作ることができました。「今夜はパパが対応するから、ママはしっかり寝て」という分担が初めて機能し始めた瞬間でした。
双子育児においてパパの育休は本当に必要だと感じていますが、それと同時に「パパが夜に動ける状態」でないと意味がありません。完全ミルクは、その前提を作るための選択でもありました。
飲んだ量が把握できるようになった
ミルクに移行してからは、1回に何mL飲んだかが毎回記録できます。
データで見ると、1回あたりのミルク量の平均はこうなっています。
| 期間 | 1回あたり平均ミルク量 |
|---|---|
| 5/15〜6/15(混合期) | 約66mL |
| 6/16〜7/13(移行期) | 約114mL |
| 7/14〜8/10(完ミ期) | 約117mL |
母乳からの移行に伴い、1回あたりのミルク量が増えていきました。母乳でまかなっていた分が、ミルクに置き換わっていったのが数字でも確認できます。
また、1日あたりの授乳回数は月が経つにつれて減少しています。
| 期間 | 1日平均授乳回数 |
|---|---|
| 5月 | 約24回 |
| 6月 | 約20回 |
| 7月 | 約15回 |
| 8月 | 約13回 |
回数が減るにつれて、1回に飲む量が増える。成長に伴う自然な変化ですが、これをリアルタイムで把握できるのはミルクならではのメリットです。
双子の会で聞いた「ほかの家庭の話」

育児支援センターで開かれている双子の会に参加したとき、他の双子家庭にも話を聞きました。
当日集まった双子家庭は全部で4組。そのうち完全母乳で続けているのが1家庭だけで、残りはすべてミルク中心か完全ミルク。
「最初は母乳でいこうとしたけど、しんどくて早めに切り替えた」という声が多かったです。ちなみに全家庭に上の子がいる状況で、みなさん上の子の対応も同時にしている中での話でした。
完母で頑張っている家庭は、まだ月齢が浅くて「これからどうなるか分からない」と話していました。否定するつもりはまったくなく、それぞれの判断があっていいと思います。ただ、「ほとんどの双子家庭がミルクに移行している」という現実は知っておいて損はないかもしれません。
結論:正解はないけど、ママが休めることが最優先

母乳がいいか、ミルクがいいか。この問いに正解はありません。
ただ、我が家が完全ミルクに移行して一番感じたのは「ママが眠れるようになった」という変化です。眠れると、気持ちにも余裕が生まれる。育児の判断も落ち着いてできるようになる。
双子育児は長距離走です。序盤からペースを崩すと後半に響きます。「いかに家庭が持続して回り続けるか」を考えたとき、我が家にとっての答えは完全ミルクへの移行でした。
母乳にこだわって追い詰められているママがいるとしたら、一度「ミルクに変えたらどうなるか」を、パパと一緒に考えてみてほしいと思います。どちらを選んでも、赤ちゃんへの愛情は変わりません。
まとめ

我が家では、双子の授乳を最初は混合で始めましたが、生後2か月ごろから母乳を減らし、最終的に完ミへ移行しました。
理由はシンプルで、母乳が悪かったからではなく、ママが休めず、家庭の運営がしんどかったからです。
双子育児では、授乳方法そのものよりも、その方法で親が眠れるか、交代できるか。
「このやり方で家族が1週間、1か月続けられるか」
そこがかなり大きいと感じています。
母乳とミルク、どちらが良いかに唯一の正解はありません。
でも、「家族がなんとか回る形」を選ぶのは、手抜きでも妥協でもなく、立派な調整です。
これから双子を迎える方や、今まさに授乳でしんどい方の参考になればうれしいです。
こちらもおすすめ!
外部リンク
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
厚生労働省「授乳及び離乳を取り巻く現状について」
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000440920.pdf





