
電動鼻水吸引器を買うか迷っているパパ・ママへ。
結論から言うと、「あって損なし、むしろ早めに買うべき」と思っています。
ただ「万能じゃない」のも本音で、過信すると痛い目を見る。そのへんも包み隠さず書いていきたい。
前回の記事で書いたとおり、双子が保育園の慣らし保育で早速「洗礼」を受けた。鼻水ズルズル、鼻詰まり、発熱で土日+月火の2日間をお休みというスタートダッシュ。
そんなとき大活躍したのが、メルシーポット。
長男が生まれた2021年、友人が出産祝いにプレゼントしてくれてから4年以上使い続けている。実はつい最近調べて知ったんだけど、もらったのは2017年モデルの末期のやつで、今はS-504という現行モデルが出ている。旧モデルでもまだ現役で動いているから、もはや愛着しかない。
そもそも電動鼻水吸引器ってなぜ必要なのか

鼻がかめるようになるのは、早くても3歳前後と言われている。
それまでの赤ちゃんや小さな子どもは、鼻水が出ても自分で対処できない。ほっておくと鼻の奥に鼻水が溜まり続ける。
耳鼻科の先生方によると、溜まった鼻水は「耳管(じかん)」という鼻と耳をつなぐ管を通じて中耳に達し、中耳炎を引き起こすリスクがある。特に1〜2歳頃までの赤ちゃんは耳管が太く短いため、その構造上、鼻水が耳に回り込みやすいのだそう。
「たかが鼻水」と思いがちだけど、放置すると中耳炎や副鼻腔炎に発展する可能性があることは知っておいたほうがいい。
鼻詰まりがひどくなると、ミルクや離乳食が飲み食いしにくくなったり、夜眠れなくなったりと、日常生活にも影響が出る。
「苦しそうにしてるけどどうしてあげればいいの?」という状況で、手元に吸引器があると本当に助かる。
メルシーポットとはどんな製品か

正式名称は電動鼻水吸引器 メルシーポット S-504(製造・販売:シースター株式会社 ベビースマイルブランド)。
管理医療機器に分類される製品で、コンセントにつないで使う据え置き型の電動吸引器だ。最大吸引圧は-83kPa±10%。スイッチひとつでシリコンノズルから鼻水を吸引できるシンプルな設計になっている。
現行のS-504の主なスペック:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 吸引圧 | 最大-83kPa±10% |
| 排気流量 | 12L/min±20% |
| 動作音 | 50dB以下(旧モデルより改善) |
| 電源 | ACアダプター(コンセント必須) |
| 特徴 | BPAフリー素材、蓄光デザイン |
「50dB以下って静かなの?」と思った人もいるかもしれない。実はこれが最初ピンとこなかった。
50dBというのは、静かなオフィスや図書館程度の音量に相当する。メルシーポットの公式によると、他の据え置き型電動吸引器の中で最高レベルの静音性とのこと。ただ、無音ではないし、赤ちゃんにとっては「知らない機械音」がするわけで、それはそれで怖いらしい。
もちろん、我が家で使用中の旧モデルはそれなりにうるさい。
4年以上使って感じる「正直なところ」

よかった点
吸引力は十分
サラサラの鼻水なら、スイッチを入れてノズルを当てるだけでズビズビと取れる。「うわ、こんなに入ってたの」って量が取れることもある。ミルクを飲む前や寝る前に吸引してあげると、呼吸が楽になって飲みやすくなったり眠りやすくなったりするのが実感できる。
親がウイルスをもらいにくい
口で吸うタイプの吸引器を使っていた知り合いのママは、よく子どもから風邪をもらっていたと言っていた。電動タイプなら直接吸い込むわけじゃないので、二次感染のリスクが抑えられるのは大きい。
お手入れが意外と簡単
本体からチューブ・シリコンノズル・ノズルコネクターを取り外して、水洗いするだけ。気になる場合は泡タイプの除菌スプレーをシュッとしてから流せばOK。細かいパーツはあるけど、洗い方自体は難しくない。「めんどくさい」と感じることはあるが、複雑な構造じゃないのは助かっている。
お風呂上がりが効果的
固まった鼻水や粘り気のある鼻水は、お風呂の蒸気で柔らかくなった状態で吸引するとよく取れる。ベビースマイルの公式情報でも「お風呂上がりや蒸気を吸ってからの吸引が効果的」と紹介されている。我が家もお風呂上がりと寝る前の2タイミングを基本にしている。
正直なデメリットも書いておく

奥に詰まった鼻水には限界がある
これが一番のリアル。サラサラした鼻水は取れるけど、粘り気が強くて鼻の奥にがっちり詰まっているときは、なかなか取りきれないことがある。
子どもの鼻腔は細く曲がりくねった構造をしているため、ノズルの先を正確に鼻水の溜まっているポイントへ向ける必要がある。これがなかなか難しい。耳鼻科の医療用吸引器と比べると吸引力も及ばないのが正直なところだ。
「全然取れない!」と感じるときは、耳鼻科で吸引してもらうほうが確実。
音が怖くて泣き叫ぶ
長男のときも、今の双子も、例外なくギャン泣きだった。機械音が鳴り、知らないノズルが鼻に近づいてくるわけだから、そりゃ怖い。親としては心苦しいけど、「スッキリするんだから勘弁してくれ」と心の中で念じながらやっている。
コンセント必須で取り回しが不便
ACアダプターでの使用なので、コンセントから離れた場所では使えない。ベッドの上で寝ている子どもに使いたいときや、暴れて動き回る子どもを追いかけながら使うには、コードが邪魔に感じる場面がある。
できれば二人でやりたい
子どもが暴れると一人でやるのがつらい。片方の双子を吸引していると、もう片方が寄ってきて邪魔をする、というカオスも経験済み。月齢が小さいうちはなんとかなっているけど、1歳半〜2歳くらいになると一人でのオペレーションはかなり大変になりそうな予感がしている。できれば二人体制でやるのがおすすめ。
吸引のコツ:知っておくと違う3つのポイント

メルシーポット公式や耳鼻科の情報をもとに、実際に使って効果的だと感じているポイントをまとめてみた。
① ノズルの向きは「水平」に
鼻の穴は下向きに開いているため、ついノズルを上向きに差し込みたくなる。でも実は、粘り気のある鼻水は鼻の穴とほぼ水平方向の奥のほう・のどに近いところに溜まっている。ノズルは鼻の穴に水平方向に、ゆっくり入れるのが正しい向き。
② 吸引は短く・何回かに分けて
公式の推奨は「3〜4秒程度の短時間吸引を複数回に分けて行う」こと。長時間強く吸い続けると、鼻と耳をつなぐ耳管に陰圧がかかり、耳が痛くなることがある。短く・丁寧に、が基本。
③ お風呂上がりが一番取れやすい
前述のとおり、湯気で鼻腔内が温まり、固まっていた鼻水が柔らかくなったタイミングが吸引のゴールデンタイム。お風呂後に吸引 → 寝かしつけ、という流れが我が家のルーティンになっている。
「どこまでやれば十分?」という問いへの答え

これはとても正直に書きたい部分。
耳鼻科や小児科の見解は、実は医師によって多少異なる。「鼻水吸引による中耳炎予防は医学的に確立されたエビデンスはないが、経験的に推奨されている」というのが現状の位置づけです(急性副鼻腔炎の治療ガイドライン)。
ただし、鼻水が多くて眠れない・ミルクが飲めない・苦しそうにしているという場合には、吸引してあげることで症状を一時的に改善し、体力回復を助ける意味がある。
我が家の判断基準はシンプルで、「苦しそうかどうか」。機嫌よく過ごせていて食欲もある程度あれば無理に吸引しない。苦しそうな場合や、寝る前に鼻が詰まっていて眠れなさそうなときは積極的に使う。
そして、家庭での吸引で取りきれないときや、症状が長引くときは耳鼻科に行く。これが正直なところ。
まとめ:双子育児に吸引器は「あって損なし」、でも過信はしない

4年以上・3人の子どもで使い続けてきた経験から言うと、電動鼻水吸引器はあって本当によかった育児グッズのひとつ。
「吸ってあげたい・でも何もできない」という無力感から解放してくれる道具として、精神的にも助かっている。
ただ「すべての鼻水を取り除ける万能アイテム」ではない。奥に詰まった粘り気の強い鼻水には限界があるし、子どもは泣くし、コードはある。
それでも、双子育児をこれから始めるパパ・ママには「早めに用意しておいて損はない」と伝えたい。出産祝いにリクエストするのも全然ありだと思う(うちはそうだった)。
吸引器と耳鼻科を上手に組み合わせながら、鼻水シーズンを乗り越えていこう。
こちらもおすすめ!
外部リンク
メルシーポット公式製品ページ
https://www.seastar.co.jp/products/mercipot.html?utm_source=chatgpt.com
シースター公式:メルシーポットS-504発売情報
https://www.seastar.co.jp/company/news_detail.html?id=103&utm_source=chatgpt.com
こどもの救急(ONLINE-QQ)
https://kodomo-qq.jp/index.php?pname=seki%2Fr3&utm_source=chatgpt.com

