
この記事の結論を先に3つ。
- Appleヘルスケアで比較すると、育休中は育休前よりアクティブエネルギーが大きく落ちていました。
- 体感では毎日ヘトヘトでも、活動量の面では“省エネ生活”になっていました。
- 8kg増えた理由は、意思の弱さというより「動かなさ」と「寝不足時のごほうび」が積み重なった可能性が高そうです。
双子の育休って、本当に大変です。3時間おきの授乳、寝不足、泣いたら即対応、上の子の相手。体感としては、毎日ずっと何かに追われている感じでした。
なのに私は、2025年5月からの半年間の育休で体重が8kg増。さらに驚いたのは、復職して約4か月で、ほぼ育休前の体重に戻ったことです。
「育休中の方がしんどかったのに、なぜ太ったのか?」
気になってAppleヘルスケアのデータを書き出し、育休前6か月・育休中6か月・復職後6か月の1年半を比べてみました。すると、かなりはっきりした差が見えてきました。
比較に使ったデータと集計方法



今回使ったのは、Appleヘルスケアから書き出した記録です。比較した期間は次の3つです。
- 育休前6か月:2024年11月7日〜2025年5月6日
- 育休中6か月:2025年5月7日〜2025年11月6日
- 復職後6か月:2025年11月7日〜2026年5月6日
見た指標は、主にこの4つです。
- アクティブエネルギー:体を動かして消費したカロリー
- 歩数:日々の移動量の目安
- 運動時間:Apple Watchが記録した1日のエクササイズ時間
- 基礎代謝エネルギー:じっとしていても消費するカロリー
なお、今回の主役はアクティブエネルギーです。いわゆる「活動量の差」が見やすいからです。
歩数はiPhoneとApple Watchの両方に記録があるため、二重計上を避ける目的でApple Watch由来の歩数を使いました。体重の期間データは書き出しの中に十分残っていなかったので、体重については私の実体験ベースで書いています。
Appleヘルスケアで見えた、3期間のはっきりした差

まずは、期間ごとの平均です。
| 期間 | 1日平均アクティブエネルギー | 1日平均歩数(Apple Watch) | 1日平均運動時間 | 1日平均基礎代謝 |
|---|---|---|---|---|
| 育休前6か月 | 400.61kcal | 12,072歩 | 12.45分 | 1,319.81kcal |
| 育休中6か月 | 210.03kcal | 4,828歩 | 4.34分 | 1,297.43kcal |
| 復職後6か月 | 339.64kcal | 11,017歩 | 10.02分 | 1,281.17kcal |
数字で見ると、育休中のアクティブエネルギーは育休前の約52.4%。歩数は約40.0%、運動時間は約34.9%でした。
つまり、しんどさは間違いなくあったのに、体を動かしていた量はかなり少なかった、ということです。これは自分でもちょっと意外でした。
さらに、基礎代謝とアクティブエネルギーを足した「ざっくり総消費」に近い数字で見ると、
- 育休前:約1,720kcal/日
- 育休中:約1,507kcal/日
- 復職後:約1,621kcal/日
でした。育休中は、総消費ベースでも低めです。
月ごとの推移を見ると、育休に入ったタイミングで落ちていた

月ごとの1日平均アクティブエネルギーを折れ線で見ると、2025年5月の育休開始あたりから明らかに下がり、その後、復職後の2025年11月以降に持ち直していました。
※2026年5月は、5月6日までの集計です。
このグラフを見て、「ああ、感覚じゃなくて本当に落ちていたんだ」と妙に納得しました。
育休中って、暇だから太るわけではないんですよね。むしろ逆で、やることは多いし、気も張るし、寝不足だし、ずっと消耗しています。
ただ、生活の中身が
- 長距離を歩く
- 通勤する
- 階段を上り下りする
- 職場内を移動する
ではなく、
- 授乳する
- 抱っこする
- ミルクを作る
- オムツを替える
- 寝かしつける
- すぐ座る
の繰り返しになる。
つまり、忙しいけれど移動しない。
ここが大きかったんだと思います。
8kg増えた理由を数字で考えると、わりと説明がつく

体脂肪1kgはざっくり7,000kcalに相当すると言われるので、8kg増は約56,000kcalの差です。
では、育休中に落ちたアクティブエネルギーだけでどれくらい差がつくのか。
育休前と育休中の差は、1日あたり約190.58kcal。これが184日続くと、約35,067kcalになります。
これだけで、8kg増のかなり大きな部分を説明できます。
残りを1日あたりに直すと約114kcal。おにぎり半分、クッキー数枚、寝不足の日の甘いカフェラテ、そんなレベルでも十分積み上がる数字です。
ここで「わかる……」となったパパママ、きっと私だけじゃないはず。
夜中の対応をしたごほうびに甘いものをつまむ。寝不足で食欲が乱れる。外出が減って、歩く量も減る。
育休中に太るのって、気合いが足りないからではなく、生活構造そのものが太りやすいからなのかもしれません。
復職後に体重が戻ったのは、仕事そのものより生活の移動量かも

復職後6か月の平均を見ると、アクティブエネルギーは339.64kcal、歩数は11,017歩まで戻っていました。
育休前より少し低いとはいえ、育休中よりはかなり高い水準です。通勤、職場での移動、時間に合わせて動く生活が戻ったことで、自然と日々の消費が増えたのだと思います。
ここで面白いのは、「仕事が育児よりラク」という話では全然ないことです。
双子育児は本当に大変でした。むしろメンタルの消耗でいえば、育休中の方が強かった日も多いです。
でも、メンタルの負荷と消費カロリーはイコールじゃない。
この当たり前のようで見落としがちな事実を、Appleヘルスケアが静かに教えてくれました。
同じように育休中の体重増加が気になる方へ

もし「育休中に太った……」と落ち込んでいるなら、まずは自分を責めなくていいと思います。
双子育児は、ただでさえ生活が崩れやすい時期です。睡眠不足で判断力も落ちますし、運動のためにまとまった時間を取るのも難しいですよね。
だからこそ、対策をするとしたらストイックな筋トレより、まずは生活の中でできる小さな工夫の方が現実的です。
意識したいこと
- 抱っこや寝かしつけのあとに、家の中を少しだけ歩く
- 上の子との外遊びを「運動時間」と考える
- 甘いごほうびをゼロにせず、量だけ決める
- 体重より先に、歩数やアクティブエネルギーを見る
完璧にやるのは無理です。双子育児の時点で、もう十分がんばっています。
そのうえで、数字を見える化しておくと、「なんで太ったの?」が「そりゃこの生活ならそうなるか」に変わります。これは地味ですが、気持ちがかなりラクになります。
まとめ

双子育休の半年は、体感としては間違いなく激務でした。
ただ、Appleヘルスケアで見てみると、育休中の1日平均アクティブエネルギーは210.03kcal、歩数は4,828歩、運動時間は4.34分。育休前の400.61kcal、12,072歩、12.45分と比べると、活動量はかなり落ちていました。
つまり私が育休中に8kg増えたのは、怠けていたからではなく、忙しいのに動けない生活になっていたから。さらに、寝不足やごほうび間食も重なって、数字として積み上がっていったのだと思います。
育児のしんどさは、消費カロリーだけでは測れません。でも、数字で振り返ると、自分を少し責めにくくなる。
同じように「育休中に太った」と感じている方の気持ちが、少しでも軽くなればうれしいです。