
子どもを抱っこしていたら、
「ママがいい!」
寝かしつけようとしたら、
「パパじゃない!ママ!」
しかも、パパが抱っこすると余計に泣く。
子育てをしているパパなら、一度くらいは経験があるんじゃないでしょうか。
そんなとき、我が家ではなるべくすぐにママへ交代しないようにしてきました。
子どもがママを求める気持ちは否定しません。でも、「ママがいい」と言われるたびにパパが引いてしまうと、少しずつ「ママじゃないとできないこと」が増えてしまう。
そうなると、最後に大変になるのはママです。
我が家では上の子が乳児だった頃から、泣かれても、嫌がられても、「パパでも大丈夫だよ」と言いながら、寝かしつけや抱っこを続けてきました。
今回は、子どもの「ママがいい!」にパパはどう向き合うのか。我が家なりの考え方を書いてみます。
「ママがいい!」と言われるとパパも結構へこむ

最初に言っておくと、
「ママがいい!」
と言われると、普通にへこみます。
こっちは泣き止ませようと思って抱っこしているのに、さらに泣き声が大きくなる。
寝かしつけようとしても反り返って抵抗される。
そこにママが来た瞬間、急に落ち着いたりする。
「なんだよ、パパじゃダメなのかよ……」
と思うこともあります。
そして、そこで一番簡単なのが、
「ほら、やっぱりママがいいんだって」
とママへ渡してしまうことです。
パパとしても楽です。
子どもはママのところへ行ける。
一見すると全員丸く収まったようにも見えます。
でも、我が家ではなるべくこれをやらないようにしてきました。
「やっぱりママがいいんだって」で終わらせない

もちろん、本当にママに交代したほうがいい場面もあります。
それでも、毎回のように
「ママがいいって言ってるから」
で育児を返していたら、ママからするとたまったものではありません。
抱っこもママ。
寝かしつけもママ。
泣いたときもママ。
ご飯もママ。
着替えもママ。
お風呂もママ。
気がつけば、パパができることがどんどん減っていきます。
しかも怖いのは、本当に「パパにはできない」のではなく、
パパがやる機会そのものが減っていくこと。
やらなければ慣れません。
子ども側も「これはママにやってもらうもの」となっていきます。
そしてパパも、
「俺がやっても泣くから」
「ママのほうが早いから」
と、さらに手を出さなくなる。
この流れは避けたいと思っていました。
我が家は上の子の頃から「パパでも大丈夫」を続けてきた

我が家では、上の子がまだ乳児だった頃から、ママじゃないと寝られない状態にはなるべくしたくないと思っていました。
もちろん、パパが寝かしつけをすると泣くことはあります。
かなり激しく泣かれたこともあります。
「ママがいい!」
と言われることだってありました。
それでも、
「大丈夫、大丈夫。今日はパパと寝よう」
「ママがいいよね。でもパパもいるから大丈夫だよ」
そんなことを言いながら、とにかくパパが相手をする。
泣いているのを無視するわけではありません。
抱っこしたり、歩いたり、歌ったり、部屋を変えてみたり。
自分なりにできることをひたすら試します。
それでもダメな日は当然あります。
ただ、最初から
「泣いてるからママ」
にはしない。
これだけは意識していました。
パパは「ママへの通行止め」ではなく、もう一つの安心先になる

ここは誤解されたくないところです。
子どもが「ママがいい」と泣いているのに、
「絶対ママのところには行かせない!」
と意地になる話ではありません。
我が家でいう「パパが壁になる」というのは、そういう意味ではありません。
目的は、
子どもに「ママじゃなくても大丈夫」と思ってもらえる場面を増やすこと。
ママが一番安心する時期があってもいい。
ママに抱っこしてほしい日があってもいい。
でも、同時に、
「パパでも寝られる」
「パパに抱っこされても大丈夫」
「ママがいなくてもパパと遊べる」
という経験も積んでほしい。
そのためには、パパ自身が子どもと向き合う時間をある程度引き受けないといけないと思っています。
ママにベッタリだと、結局ママが休めなくなる

我が家で一番避けたかったのはこれです。
何をするにもママじゃないとダメ。
ママがトイレに行けば泣く。
ママがご飯を食べていても抱っこ。
寝るときもママ。
夜中に起きてもママ。
これではママが休めません。
特に双子育児になると、一人だけならまだしも、二人同時にママを求めてくることがあります。
そんなときにパパまで、
「二人ともママがいいって」
と言い出したら、もうママはどうすればいいのか。
腕は二本しかありません。
だから我が家では、ある意味パパが壁役です。
双子がママへ向かっていっても、
「はいはい、ママがいいね。でも今はパパと遊ぼう」
と捕まえて相手をする。
ママが食事中なら、その間はパパが引き受ける。
ママが休んでいるなら、多少泣かれてもすぐには呼ばない。
そうやって、意識的にママから離れる時間を作るようにしています。
「パパがやると泣く」は、パパがやらなくていい理由にはしない

育児をしていると、
「パパがやると泣くから」
という場面はどうしてもあります。
実際にママのほうが早く泣き止むこともあるでしょう。
でも、それをそのまま、
「だからママがやったほうがいい」
にしてしまうと、いつまでたっても状況は変わりません。
寝かしつけだって、最初から上手にできる人はいません。
パパにはパパなりの抱き方や、声のかけ方や、寝かしつけ方があります。
何度もやっているうちに、
「この抱き方なら落ち着くな」
「この時間なら散歩したほうが早いな」
「今日は抱っこじゃなくて布団でゴロゴロしていたほうが寝そうだな」
と分かってくる。
これは結局、実際に子どもの相手をした回数で身につけていく部分が大きいと思っています。
だからこそ、泣かれた瞬間に毎回ママへ交代するのはもったいない。
パパが育児を覚える機会まで一緒に手放してしまいます。
もちろん、本当に交代したほうがいいときは交代する

とはいえ、何がなんでもパパが最後までやる必要はないと思っています。
子どもが体調不良で不安が強い。
いつもと明らかに様子が違う。
長時間泣き続けて親子ともに限界。
ママ自身も「今日は私がやるよ」と思っている。
そんなときまで、
「パパが寝かせるって決めたから!」
と意地になる必要はありません。
育児はパパ対ママの勝負ではないので。
大事なのは、
「ママに代わることがある」
のと、
「ママじゃないと無理だから最初から全部任せる」
のを一緒にしないことだと思います。
パパがやれることを減らさないことが、結局は家族を楽にする

子どもから「ママがいい」と言われると、パパとしては結構なダメージがあります。
でも、それは
「パパは必要ない」
という意味ではありません。
そこでパパまで引いてしまったら、本当にパパの出番がなくなってしまいます。
寝かしつけもできる。
抱っこでも落ち着けられる。
ご飯も食べさせられる。
お風呂にも入れられる。
ママがいなくても一緒に遊んで過ごせる。
そういうことが少しずつ増えていけば、ママはその間に休めます。
逆に、
「ママのほうが上手だから」
「ママのほうが泣かないから」
と任せ続けてしまえば、ママの負担はどんどん増えていきます。
そして、その状態で
「何か手伝おうか?」
と言っても、ママからすれば、
「今さら何をお願いすればいいの?」
となってしまうかもしれません。
パパが育児でできることを減らさない。
これは子どものためでもありますが、同時にママのためでもあり、パパ自身のためでもあると思っています。
まとめ|「ママがいい」は、パパが引く合図じゃない

子どもの「ママがいい!」は、珍しいことではありません。
ママに抱っこしてほしい日もあれば、ママじゃないと嫌だと泣く日もあります。
その気持ちまで否定する必要はないと思います。
ただ我が家では、
「ママがいい」と言われた=パパ終了
にはしないようにしてきました。
泣かれても、嫌がられても、
「ママがいいよね。でもパパでも大丈夫だよ」
と言いながら相手をする。
そうやって少しずつ、「パパでも大丈夫」を増やしていく。
パパがすぐに諦めてしまうと、育児でできることはなかなか増えません。
そして「ママしかできないこと」が増えれば増えるほど、ママは休めなくなります。
パパが子どもに泣かれることはあります。
「ママがいい」と拒否されることもあります。
それでも、そこで全部ママへ返さない。
我が家では、それもパパの育児のひとつだと思っています。
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外部リンク
厚生労働省「父親の仕事と育児両立読本」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/R7_tomoiku_dokuhon.pdf