
双子の妊娠がわかったとき、嬉しい反面、真っ先に襲ってきたのが「準備、何からすればいいの?」という不安でした。
ネットで「出産準備リスト」を検索すると、あれも必要、これも必要と書かれていて、全部×2で揃えようとするととんでもない金額になります。「これ、本当に全部いるのか?」と、プレママ・プレパパは途方に暮れているのではないでしょうか。
正直に言います。最初は「最低限」で大丈夫です。
我が家は、長男の育児経験があったことと、夫婦ともに「無駄なものは買いたくない」という性格もあり、双子出産準備はかなり慎重に行いました。
前回の記事で「半年で消耗品だけで約20万円消えた」という衝撃のデータを公開しましたが、裏を返せば「消えてなくなるもの(消耗品)」の準備こそが最重要だということです。
今回は、我が家が実際に揃えた「双子育児を生き抜くための最低限の準備リスト」を公開します。おしゃれなベビーグッズ紹介ではありません。「生存」のためのリアルな装備品リストです。
これから双子を迎えるパパママの、財布と心の負担が少しでも軽くなりますように。
鉄則:消耗品は「箱買い」一択。ちまちま買うな!

まず、双子育児における消耗品の減り方は、単胎児の比ではありません。「なくなったらドラッグストアに買いに行けばいいや」という考えは捨ててください。新生児の双子を連れて買い物に行くのは、軍事作戦並みに困難です。
そして何より、重い。
玄関まで届けてくれるネット通販の「箱買い」こそが正義です。
1. 粉ミルク(アイクレオ 800g缶)
長男のときはほぼ完全母乳だったので、正直ミルクがどれくらい必要か見当もつきませんでした。「とりあえず一缶あればいいか」と、グリコのアイクレオ(800g)を一缶だけ用意して退院しました。
これが大きな間違いでした。
双子の食欲、ナメてました。退院直後から凄まじい勢いで減っていきます。一缶なんて数日で空っぽ。「あれ?もうないの!?」と深夜に焦る恐怖と言ったら・・・。
【結論】 迷わず「8缶入りケース(箱)」を買ってください。
我が家はAmazonや楽天で箱買いしてストックしています。場所は取りますが、ミルクがない恐怖に比べれば微々たる問題です。
2. おむつ(パンパース テープタイプ)
おむつも「箱買い」必須アイテムです。我が家は産院で使っていたパンパースを継続採用しました。
ここで一つ、我が家のリアルな失敗(?)談を。 最初は張り切って、パンパースの中でも高級ラインの「肌へのいちばん」を使っていました。肌触りも最高だし、生まれたての双子のお尻を守りたい親心です。
しかし、双子の排泄回数は半端じゃありません。 一日20枚以上、一週間で1パックが消滅します。
「・・・これ、家計が持たないぞ」
生後1ヶ月経つ頃には、標準ラインの「さらさらケア」に切り替えました。もちろん品質には全く問題なし。最初から「さらさらケア」を箱買いでもよかったな、というのが本音です。
【結論】 新生児サイズをまずは1箱で様子見。あっという間にサイズアウトするので買い溜めしすぎには注意が必要ですが、1ヶ月で300枚以上は余裕で使います。
3. おしりふき(厚手タイプ)
おしりふきは、メーカーを問わず「厚手」と書かれているものを選んでください。 我が家はグーン、ムーニー、パンパースなど、頂いたものも含めて色々使っていますが、共通して言えるのは「薄手は結局枚数を使うから損」だということ。
双子のうんち処理はスピード勝負です。薄手だと何枚も重ねて使うことになり、結局手間もコストもかかります。厚手なら1〜2枚でスルッと拭き取れます。
【結論】 メーカーは問わないが「厚手」の箱買い推奨。これもおむつ同様、家まで運んでもらいましょう。
衣類編:ユニクロがあればなんとかなる

双子の服、お揃いで可愛いブランド物を着せたい気持ち、わかります。でも、新生児期は一瞬で終わります。そして、吐き戻しやうんち漏れで、一日に何度も着替えます。
おしゃれよりも「耐久性」と「着せやすさ」が命です。
4. ユニクロの肌着(ロンパース)
我が家の制服はユニクロでした。 何度洗濯してもへたらない最強の耐久性。そして、掛け違え防止の色付きスナップボタン。育児初心者のパパにとって、この色付きボタンは神の配慮です。
【必要枚数:1人4セット(計8セット)】 我が家は1人3セット(計6セット)で回していましたが、吐き戻しが頻発した時期は「あと1枚あれば…!」と洗濯機の前で祈ることがありました。余裕を持って1人4セットあると安心です。
ちなみに新生児サイズ(50-60)は、生後1ヶ月ちょっとでサイズアウトしました。儚い命です。高い服を買わなくて本当によかった。
ユニクロ ベビーボディスーツはこちら
https://www.uniqlo.com/jp/ja/baby/newborn2/bodysuits/fullopened
5. ガーゼ(20枚)&スタイ(10枚)
ガーゼは沐浴、授乳時の口拭き、枕元の汚れ防止など、あらゆる場面で使います。20枚くらいあってもいつの間にか全部洗濯カゴに入っています。 スタイは吐き戻し対策として10枚ほど。これらは安物で十分です。
授乳・お風呂編:パパの「手抜き」を支える神器
ここからは、双子育児のオペレーションを円滑にするためのツールです。
6. 哺乳瓶(ピジョン 母乳実感)
我が家はピジョンの「母乳実感」を使用。 本数は、160mlサイズを4本、240mlサイズを4本用意しました。
最初は160mlが4本あれば、洗浄・消毒のサイクルを含めてギリギリ回ります。でも、夜中に「消毒し忘れた!」と気づいた時の絶望感は筆舌に尽くしがたいので、余裕があれば多めに用意するのが吉です。
7. 調乳用ウォーターサーバー(70度保温機能付き)
これ、今回の記事で一番おすすめしたいアイテムかもしれません。
双子育児、特に夜間の授乳は時間との戦いです。2人が同時に泣き出した時、お湯を沸かして、冷まして…なんてやっていたら地獄を見ます。
我が家は「Solemood Pure」という、浄水型で70度以上のお湯がすぐ出るサーバーを導入しました。 ボタン一つでミルクに適したお湯が出る。この機能があるだけで、夜中の授乳ハードルが劇的に下がります。これじゃなくてもいいですが、「70度保温ができるポット」は絶対に用意してください。パパの睡眠時間を守るための投資です。
8. 沐浴マット(リッチェル ひんやりしないおふろマットR)
昔ながらのベビーバスもいいですが、双子を連続でお風呂に入れると腰が砕けます。 おすすめはリッチェルの「ひんやりしないおふろマットR」。
発泡スチロールのような素材で、お湯を張る必要がなく、赤ちゃんを寝かせて洗うだけ。両手が使えるので洗いやすく、準備・片付けも一瞬。新生児〜6ヶ月頃まで毎日使いました。ワンオペお風呂の救世主です。
寝床編:ベビーベッドは「買わない」選択肢も
「ベビーベッドを2台置く場所なんてない!」 これ、双子家庭あるあるですよね。我が家もそうでした。
9. 家族みんなで寝るマットレス
我が家の双子はは5月生まれということもあり、ベビーベッドは用意せず、ファミリーマットレスを床に敷いて家族みんなで寝るスタイルにしました。厚さや幅も選べるので、各ご家庭でピッタリのものを選択できます。
寝床は家庭の環境に合わせてOKですが、我が家はこのマットレスで家族全員ゆったり寝られました👇
これなら落下の心配もないし、夜中の授乳やオムツ替えも這っていけば対応できます。 赤ちゃんにはロンパースの上から丸型スリーパーを着せ、薄手のタオルケットをかけるだけ。季節にもよりますが、双子だからといって特別な寝具を一式揃える必要はありません。
寝床問題は家の広さや生活スタイルによるので、最初から高いベッドを買わず、「まずはマットレスや布団で様子見」というのも賢い選択だと思います。
「あったら便利」だけど、今は買わなくていいもの

最後に、よく「必須」と言われるけれど、我が家では「後回しでよかった」と思ったものを挙げておきます。
- バウンサー:あると便利ですが、乗せると泣く子もいます。必要だと感じてからでOK。
- 授乳クッション(双子用):同時授乳には便利ですが、普通のクッションやタオルでも代用可能。ママと相談して決めてください。
- ベビーモニター:家が広くなければ、泣き声は聞こえます(笑)。
まとめ:Amazonプライムがあればなんとかなる
双子の出産準備、不安ですよね。でも、現代にはAmazonプライムと楽天があります。 今日注文すれば、明日には届きます。
だからこそ、「生まれる前にすべて完璧に揃えなきゃ」と焦る必要はありません。
最低限、今回紹介した
- ミルク&哺乳瓶
- おむつ&おしりふき(箱買い)
- 肌着(ユニクロ)
- 寝床の確保
これさえあれば、とりあえず退院後の数日は生き延びられます。あとは走りながら、子供たちの個性や自分たちの生活スタイルに合わせて買い足していけばいいんです。
これから始まる双子との生活、大変なことも多いですが、準備さえシンプルにしておけば、心の余裕も生まれます。まずは肩の力を抜いて、最低限の装備でスタートラインに立ちましょう!
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