
これから第2子を迎えようとしているパパの皆さん、ワンオペできますか?
第2子以降の出産になると必ず発生する強制イベントが、ママが入院期間中の上の子とのワンオペ生活。
特に双子の妊娠期間中は様々なリスクが付きまとうため、突然の入院に備えての準備と心構えが必要です。
我が家の場合、「子宮頸管(しきゅうけいかん)が、あと1ミリ短くなったら即入院ね」。
産休に入る前、そんなことを言われていました。
なんとかギリギリで産休に突入……と思ったら、その後の検診で「双子の血流があまりよろしくない」「発育不全」という話になり、管理入院が決定。
そこから、上の子(当時3歳)と私(パパ)だけのほぼワンオペ生活が始まりました。
この記事では、ママが
- 管理入院(約1週間)
- 産前入院〜出産〜産後入院(合計約2週間)
していた期間に、私が上の子とどう暮らして、何がきつくて、何に助けられたかを、できるだけ具体的にまとめます。
結論(3行)
- 入院中のワンオペは「気合い」より、1日の型(ルーティーン)を決めると回りやすい
- 祖父母・制度・家電を“前提戦力”にすると、親子ともに余裕が残る
- パパのメンタルは「無になって回す」でOK。むしろその方が安定する日がある
この記事の前提(うちの状況)
- 上の子:当時3歳(保育園)
- 双子:妊娠中(このあと出産)
- ママ:管理入院 約1週間+産前産後の入院 合計約2週間
- 私(パパ):平日は仕事をしながら、上の子と家のことを回す
「管理入院」「産前入院」と聞くと、ちょっと大げさに感じるかもしれません。
でも多胎妊娠(双子など)は、単胎妊娠より母体負担が大きく、つわり・早産・妊娠糖尿病・胎児発育不全などが起こりやすいと言われています。厚生労働省
うちは途中で妊娠糖尿病も判明して、12月中旬ごろからインスリン管理もスタート。
「これは長期戦だな…」という空気は、早めに漂っていました。
今回我が家は、産休前に「頸管があと1mm短くなったら即入院ね」と言われるギリギリ状態をなんとか越えて産休へ。
その後の検診で「双子の血流があまりよろしくない」「発育不全っぽい」という話が出て、管理入院になりました。
※医療の判断は病院や状態で変わります。この記事は「我が家の実録」として読んでください。
入院が決まるまで:頸管1mmのヒリつき→血流→管理入院

妊娠中の「子宮頸管(しきゅうけいかん)」は、ざっくり言うと“子宮の出口の長さ”です。
ここが短くなると早産のリスクが上がるため、病院では頸管長を見ながら慎重に管理することがあります。国立成育医療研究センター
うちは産休前の段階で、
「あと1mm下がったら即入院ね」
と言われていました。
この時点で、私の脳内はだいたいこんな感じです。
- 入院になったら上の子どうする?
- 仕事どうする?
- そもそも、いつから入院?
- 何を準備すればいい?
ただ、考えすぎると動けなくなるので、私は考えるのをやめて普段通り回しました。
そして産休に入って少ししてから、別の理由で管理入院が決定。
双子の血流があまりよろしくない?→発育不全、という流れでした。
平日の基本ルーティーン(管理入院中)

① 朝:起きる・食べる・着替える・送る(ここが一番バタバタ)
- 6:00 起床(朝が弱いので、遅くても6:30までには起きたい)
- 朝食を作りながら、上の子を起こす
- 7:40 保育園へ送る→そのまま出社
ここは毎日バタバタします。
上の子って、起きない日ほど時間がない。
「余裕をもって動こう」と毎晩思うのに、毎朝ギリギリ。
そして出社してから、ようやくひと息。
② 日中:仕事+家事をリモート操作で少し減らす
- 職場からアプリでロボット掃除機を起動
地味だけど、帰宅したときに床がキレイだと気持ちが違います。
この期間、ロボット掃除機は同僚でした(超優秀)。
③ 夕方:お迎え→おやつ→夕飯(ここが第二の山)
- 17:30 退社
- そのまま保育園へお迎え
- 18:00頃 帰宅
- 軽めのおやつを出す→夕飯の準備
料理は好きなので苦ではない。
でも、上の子はお腹が空くと急かしてくるので、それはそれで大変。
「冷蔵庫の中のもので作れるものを作る」
ここは割り切りです。冷凍食品をレンチンするだけでも大丈夫。
片付けは、さっと流して食洗機へ。
手で洗わない。勝ち筋は“手数を減らす”です。
④ 夜:お風呂→テレビ電話→洗濯→寝かしつけ(気づいたら1日終わる)
- 19:00すぎ お風呂
- 着替えまで終わったら、ママとテレビ電話
- その間にお風呂掃除
- 前日の洗濯物を畳んでしまう
- 当日の洗濯物をドラム式洗濯乾燥機に入れてスイッチオン
- 20:30過ぎ 寝室へ
- 絵本を読みながら寝かしつけ(就寝は21:00〜22:00くらい)
この流れで、平日はだいたい固定でした。
土日の動き:水泳教室+買い出し+祖父母(救援)

土曜は固定イベント:13時から水泳教室
土曜日は、13時から水泳教室。
この固定イベントがあると、午前の過ごし方も決めやすいです。
祖母(ママのママ)が3時間かけて来てくれた
土日は、ママ方の祖母が様子を見に来てくれました(車で3時間…!)
- 一緒に遊んでもらえる
- 私は家のこと(買い出し・片付け)を進められる
- 上の子も気分が変わる
面会は「未就学児を連れて行けないルール」だったので、
土曜日は私、日曜日は祖母が面会へ、という分担でした。
買い出しの基本:週末メイン+平日は1回だけ
- 土曜か日曜がメイン
- 平日は水曜か木曜に、保育園お迎え→上の子と一緒に買い物して帰宅
この「いつ買うか」を決めておくと、頭のリソースが減ります。
産前産後の入院期:やることは同じ、でも“支援の厚み”が違った
産前産後の入院中も、ルーティーンは基本同じです。
ただ、ゴールデンウィークだったのが大きかった。
- 5/1〜5/2:ママ方の祖父が来てくれて、入院の付き添いからやってくれた
- 5/3〜5/5:上の子を連れて帰って、2泊3日みてもらった(超感謝)
この「2泊3日」は、体感で数週間ぶんの回復力がありました。
本当に助かった。
そして産後の期間は、出産日から私の育休がスタート。
仕事に行かなくていい環境は、気持ちがかなり楽でした。
- 朝、保育園に送ったら買い出し
- 面会へ
- ルーティーンは維持
「時間がある」より、「心の焦りが減る」のが大きいです。
きつかったのは、この3つ

1)保育園のお弁当日
これが地味に一番きつかった。
- 前日に食材は買っておく
- 子どもが寝てから下ごしらえ
- 翌朝仕上げるために6時前にアラーム
やり方は分かってる。
でも睡眠が削れるので、シンプルにしんどい。
2)朝の準備(起きない子×時間がない)
ルーティーンの中で一番毎日削られるのはここ。
- 起きない
- 着替えない
- 食べない(または遅い)
こちらが焦るほど、相手はゆっくりになる気がします(気のせいじゃないと思う)。
3)夕飯づくり(「お腹すいた!」の圧)
料理自体は嫌いじゃない。
でも急かされると、イラッとしてしまうことも。
なので私は、
- 火を使う時間を短くする
- 先にすぐ出せるもの(おにぎり・バナナ・ヨーグルトなど)を置く
みたいに、待てない時間を先に埋める作戦をよく使いました。
上の子の気持ち:表に出ないけど、我慢してるのは分かった

上の子は、表立って寂しさを出すタイプではなかったです。
でも、なんとなく我慢してるのは分かる。
だから、テレビ電話で顔を見られるのは良かった。
ただ最初のうちは、素直に「寂しい」と言えなくて、
テレビ電話も嫌がっていました。
涙を浮かべながら「寂しくないもん」
強がりさん。
でも2回目以降は、普通に話せるように。
「慣れ」も大きいし、「いつ電話するかが決まってる安心感」もあったと思います。
祖父母への頼み方:ポイントは“お願いを分解する”こと
うちは、ママ方の祖父母にはママから直接お願いしました。
お願いした内容は、ざっくりこの3つ。
- 食材の買い出し
- 子どもの遊び相手
- (行けたら)面会
未就学児を連れて面会できないルールだったので、
平日、私が仕事で行けないタイミングは、パパ方の祖父母に面会に行ってもらいました。
頼むときは、ふわっと「助けて」より、
「これとこれをお願いしたい」と分解すると伝わりやすいです。
例(LINEで送ったら伝わりやすい形)
- 〇日の夕方に来てもらって、1〜2時間いっしょに遊んでもらえる?
- できたら冷蔵庫の食材も見て、足りないものだけ買ってきてほしい
- 面会が可能なら、病院にこれ(差し入れ)を持って行ってほしい
祖父母が頼れないとき:使える制度の候補(自治体で差あり)
うちは祖父母に助けてもらえましたが、距離や事情で難しい家庭もあります。
そういうときの候補として、私は次の2つを「知っておくだけでも安心材料」だと思っています。
- ファミリー・サポート・センター(ファミサポ):子どもの送迎や一時預かりなどを、地域の相互援助で支える仕組み。実施主体は市町村で、内容や料金は自治体で異なります。ファミサポ+1
- 産後ケア事業:産後のママの休養や育児支援を目的に、宿泊・デイケア・訪問などを行う自治体の事業。対象・回数・自己負担は自治体差が大きいので、妊娠中に「住んでいる市の制度ページ」を見ておくと安心です。ファミサポ
「今すぐ使う予定はない」でも、
“いざというときの連絡先”があるだけで、入院が決まった瞬間の焦りが少し減ります。
家電の自動化は、ほんとに戦力だった

この期間、助けになった家電はこの3つ。
- ロボット掃除機(職場から起動)
- ドラム式洗濯乾燥機(干す作業が消える)
- 食洗機(夜の片付けが短縮)
ワンオペが1週間、2週間と続くと、
「家事の質」じゃなくて「家が崩れない最低ライン」を維持する方が大事になります。
その最低ラインを家電が支えてくれました。
パパの本音:この期間は、ひたすら「無」だった
正直、この期間は「無」になって日々を回しただけです。
特別に何かした、という感覚はありません。
もともとママは夜勤もあり、普段から私がワンオペで上の子を見る機会も多かったので、
“慣れないワンオペ”ではなかった。
ただ、
- 1週間ずっと
- 2週間ずっと
というプレッシャーとストレスは、間違いなくありました。
だからこそ、変に気合いを入れない。
淡々と回すだけ。
私はそれで正解だったと思っています。
入院が決まったら、最初にやってよかったこと(チェックリスト)
最後に、これから同じ状況になりそうな方向けに、私目線のチェックリストを置きます。
- 1日の型(起床・送迎・迎え・夕飯・寝かしつけ)を先に決める
- 買い出しの曜日を固定する(週末+平日1回など)
- 面会ルールを確認する(子連れ可否などは病院で違う)
- 祖父母・支援先に「お願いを分解して」伝える
- お弁当日・イベント日はカレンダーに大きく入れる(地雷なので)
- 自動化できる家事は、家電に寄せる
- テレビ電話は“時間固定”にすると子どもが安心しやすい
多胎妊娠は合併症が起きやすく、管理入院が必要になることもある、と公的資料でも説明されています。厚生労働省
「うちは入院しないはず」と思い切るより、「入院しても回る形」を先に作っておくほうが安心です。
まとめ

ママの入院中、パパと上の子だけで家を回すのは、想像以上にプレッシャーがあります。
ただ、やっていること自体は「朝の支度→送迎→仕事→迎え→夕飯→お風呂→寝かしつけ」を淡々と回すだけ。
ポイントは、
- 日々の型を作る
- 頼れる先を決める
- 自動化できるものは家電に任せる
この3つでした。
これからの多胎妊娠で入院が見えているご家庭の「予行演習」になればうれしいです。
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外部リンク
厚生労働省:多胎児支援のポイント
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000592915.pdf
国立成育医療研究センター:双胎妊娠外来を受診される患者様へ
https://www.ncchd.go.jp/hospital/pregnancy/senmon/img/tatai.pdf
こども家庭庁:ファミリー・サポート・センター
https://www.cfa.go.jp/policies/kosodateshien/family-support
こども家庭庁:産後ケア事業について
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/0238af12-b583-4c09-9a67-0f2f7cb19c1c/028b6e96/20241120_councils_shingikai_seiiku_iryou_0238af12_04.pdf



