
こんにちは。双子LIFELOGを運営している40代パパです。
2025年5月に生まれた男女の双子を育てるため、半年間の育児休業を取得しました。周りからは「すごいね」「半年も取れるなんて!」と驚かれることも多かったのですが、正直なところ、本当は1年間取りたかったんです。
でも現実は厳しい。給付金が50%に下がる7ヶ月目以降の生活を考えると、どうしても復職という選択をせざるを得ませんでした。
今日は、実際に育休を取得したパパの立場から、育児休業制度について率直に語ってみたいと思います。
そもそも育児休業ってなに?

育児休業の基本
育児休業とは、1歳未満の子どもを養育するために取得できる休業制度のこと。原則として子どもが1歳になるまで(保育所に入れないなど一定の条件を満たせば最長2歳まで延長可能)、仕事を休んで育児に専念できる権利です。
正社員だけでなく、一定の条件を満たせば契約社員やパート社員も取得できます。
育児休業給付金の仕組み
| 期間 | 給付率(休業開始時賃金日額に対して) | 手取り額の目安 |
|---|---|---|
| 休業開始から180日(約半年)まで | 67% | 賃金の約8割相当 |
| 181日目以降(半年経過後) | 50% | 賃金の約6割相当 |
育休中は、雇用保険から「育児休業給付金」が支給されます。具体的には、育休開始後180日目(約6ヶ月)までは休業前賃金の67%、その後は50%。手取りで考えると、最初の半年は約8割相当になります。
この制度、実は2014年(平成26年)4月から始まりました。それまでは全期間50%だったので、産後すぐの時期に手厚くしようという考え方から、最初の半年が67%に引き上げられたんです。
でも、正直言うと「なぜ半年だけ?」という疑問は残ります。
パパが育休を取る意味、必要性

4年前、長男の時の後悔が今につながった
上の子(2021年生まれ、現在4歳の長男)が生まれた時、私は育休を取得できませんでした。
出産直後の1ヶ月、パートナーは昼夜を問わず授乳とおむつ替えの繰り返し。睡眠不足で、体力的にも精神的にもどんどん疲弊していく姿を見ながら、「なぜ自分は仕事に行っているんだろう」という罪悪感に苛まれました。
帰宅後に家事を手伝うことはできても、日中の育児は完全にパートナー一人。産後の体で、初めての育児。不安でいっぱいだったはずなのに、側にいてあげられなかった。
あの時の申し訳なさと、一緒に育児していくことの大切さを痛感した経験が、今回の育休取得につながりました。
双子育児で実感した「二人体制」の重要性
今回、双子が生まれてからの半年間、私も育休を取得して二人で育児に向き合いました。
正直に言います。二人いても全然足りません。
- 片方が泣いたらもう片方も泣く
- 同時授乳は二人がかりでも大変
- お風呂は完全に分業制
- 夜泣きは交代で対応
これを一人でやるなんて、想像しただけで恐ろしいです。
現在の育休システムと、その不満

2025年4月からの新制度
2025年4月から「出生後休業支援給付金」という新しい制度が始まりました。子どもの出生後8週間以内に夫婦それぞれが14日以上育休を取得すると、従来の67%に13%が上乗せされ、最大28日間は80%(手取りで約10割)の給付を受けられます。
これは素晴らしい制度です!産後すぐの最も大変な時期を手厚く支援する。理にかなっていると思います。
でも、たった28日間なんですよね・・・。
その後は通常の67%に戻り、半年経てば50%。この落差が、多くのパパを悩ませています。
半年経過後の50%では満足に育休取得できない
育休開始から181日目以降、給付率が50%に下がります。
我が家の場合、住宅ローンもあり、生活費を考えると、50%の給付では正直厳しかった。だから、本当は1年取りたかったけれど、半年で復職を選びました。
育休を「取りたい期間」と「取れる期間」が違う。これが多くのパパが直面する現実だと思います。
もちろん、半年より短い期間しか取れない人もいる。でも、制度として「1年取れる」と言いながら、実質的には経済的理由で半年が限界になってしまう。この矛盾をどうにかしてほしいです。
男性育休の現状:取得率は上がっているけれど・・・

半年取ったら「神扱い」される現実
私の周りで半年の育休を取ったと話すと、「すごい!」「神だね!」と言われます。
でも、それって逆に言えば、男性が長期の育休を取ることがまだまだレアケースだということですよね。
統計で見る男性育休の実態
厚生労働省の調査によると、男性の育児休業取得率は上昇傾向にあります。
| 年度 | 男性育児休業取得率 |
|---|---|
| 2022年度 | 17.1% |
| 2023年度 | 30.1% |
| 2024年度 | 40.5% |
2023年度の男性育休取得率は30.1%に達し、初めて3割を超えました。これは大きな前進です。
しかし問題は、その「中身」です。2023年度に育休を取得した男性のうち、約40%が2週間未満という短期間の取得にとどまっています。平均取得日数は46.5日(約1ヶ月半)でした。
女性の取得率が約8割、平均取得期間が約10ヶ月なのに対し、男性は3割・1ヶ月半。
この数字を見ると、まだまだ道のりは遠いと感じざるを得ません。
なぜ男性は育休を取りにくいのか
男性の育休取得が進まない理由はいくつかあります。
- 経済的な不安:給付金が67%、その後50%では生活が厳しい家庭も多い
- 職場の理解不足:「男が育休なんて」という雰囲気がまだ残っている
- キャリアへの影響:長期休業が昇進や評価に影響するのではという懸念
- 情報不足:制度を知らない、手続きが分からない
私も周りから「キャリアに響くんじゃない?」と何度も言われました。確かに不安はありましたが、それ以上に「子どもと過ごす時間」を優先したかった。
育休を取るだけじゃダメ?本当に大切なこと

「育休取得=育児参加」ではない
最近、こんな話を耳にすることがあります。
「育休を取ったけど、家事も育児もしないパパがいる」
これ、本当にもったいないし、意味がないと思うんです。
育休は「休暇」ではありません。育「児」休業です。育児をするための休業なんです。
家事育児は「手伝い」じゃない
「育児を手伝う」「家事を手伝う」という言葉、よく聞きますよね。
でも、ちょっと待ってください。家事育児は「手伝う」ものではなく、「一緒にやる」ものです。
ママが主担当で、パパが補助。そんな構図はもう古い。二人の子どもなんだから、二人で育てる。二人の家なんだから、二人で家事をする。当たり前のことだと思います。
特に初産のママなら、初めての育児で不安でいっぱいのはず。そんな時にパパが「手伝うよ」というスタンスでは、ママは孤独です。
スタートラインは一緒
「ママは母性があるから」「女性の方が育児に向いている」
そんなことを言う人もいますが、初めての育児なら、パパもママもスタートラインは一緒です。
母乳を出す以外は、全部パパでもできます。
- おむつ替え
- ミルク
- お風呂
- 寝かしつけ
- 離乳食を作る、食べさせる
- 服を着替えさせる
最初は誰だって不慣れです。でも、やっていくうちに上手くなる。ママだって最初から完璧にできるわけじゃない。
だからこそ、育休を取るなら、本気で育児に向き合ってほしい。それが、育休を取る意味だと思います。
こうあってほしい!理想の育休制度

男性育休の推進や少子化対策なら、もっと手厚い給付を
政府は少子化対策を掲げていますが、本気で取り組むなら、育休給付金をもっと充実させるべきではないでしょうか。
私の本音を言えば、産後1年間、あるいは保育園に入れるまでは、最初から80%給付が理想です。
- 保育園に入れるまで(通常1歳)は手厚くサポート
- 両親が安心して育児に専念できる環境
- 経済的理由で育休を諦めなくていい制度
少子化が深刻化する今、「産みたい」「育てたい」と思える社会にするには、こうした支援が不可欠だと思います。
それでも1年取れる人は取った方がいい
経済的に許すなら、1年間取得することをおすすめします。
なぜなら、離乳食が始まる生後6ヶ月以降が、実はもっと大変な時期だから。
- 離乳食の準備と食べさせる作業
- 暴れて食べない、ボロボロこぼす、終わらない片付け
- 動きが活発になり目が離せない
- 夜泣きが激しくなる子も
- ママの職場復帰準備も重なる
等々、生後半年以降は、離乳食作りでキッチンの立ち仕事が増えたりと、ママ一人では限界を迎える時期です。 「50%に減るからパパは仕事に戻って稼いでね」ではなく、「大変な時期だからこそ、パパも安心して育児を続けてね」という制度設計になってほしいと切に願います。
育休を取って良かったこと

子どもの成長を見守れた幸せ
半年間、毎日子どもたちと一緒に過ごせたのは、本当に貴重な時間でした。
- 初めて笑った瞬間
- 寝返りができるようになった日
- 離乳食を初めて食べた時の表情
こうした「初めて」を、パートナーと一緒に見守れたことは、お金には代えられない宝物です。
パートナーとの絆が深まった
育児を二人で乗り越えた経験は、夫婦の絆を確実に深めてくれました。
大変な時も、一緒に笑い、一緒に悩み、一緒に喜ぶ。そんな日々があったからこそ、今の家族の形があると思います。
長男との時間も大切にできた
双子の育児をしながらも、4歳の長男とも向き合う時間を持てました。
弟妹が生まれて、なかなか相手をしてもらえず寂しい思いをしていた長男に、ママパパどちらかが一緒にいられたことは、彼にとっても良かったのではないかと思います。
これから育休を取るパパへ

もしあなたが育休取得を迷っているなら、ぜひ取ってください。
子どもが小さい時期は、本当に一瞬です。
経済的な不安、キャリアへの影響、職場の目・・・いろいろな心配があると思います。でも、その時間は二度と戻ってきません。
そして、もし育休を取るなら、本気で育児に向き合ってください。
家事も育児も、ママと一緒に。時には、ママより多く。
それが、育休を取る意味だと思います。
まとめ:育休は「権利」であり「責任」

育児休業は、働く人の権利です。そして同時に、親としての責任でもあると思います。
制度はまだ完璧ではありません。給付率、取得率、職場の理解・・・課題は山積みです。
でも、一人ひとりが育休を取得し、本気で育児に向き合い、声を上げていくことで、少しずつ社会は変わっていくはず。
パパも育児休業を取る。 そして、本気で育児をする。 それが当たり前の社会へ。
そんな未来、できたら良いですね。
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