
我が家の双子(男女)も生後8ヶ月を過ぎ、何度か予防接種を経験してきましたが、今でも鮮明に覚えているのが「初めての予防接種(ワクチンデビュー)」の日のことです。
これからデビューを迎えるパパ・ママ、正直なところ緊張していますよね?
「2人同時に泣いたらどうしよう」
「何をどれだけ持っていけばいいの?」
「病院までの移動だけで力尽きそう」
その不安、痛いほどわかります。私も当時は、手元に届いた2冊の分厚い「予防接種手帳」を見て、「え、こんなにあるの?」と戦慄しました。
今回は、そんな我が家の体験談をもとに、双子の予防接種デビューを乗り切るための「準備・持ち物・心構え」を、徹底解説します。
特に、2025年12月から変わった保険証の運用についても触れていますので、ぜひ参考にしてください!
最初の壁は「予約」と「病院選び」から
一般的に、最初の予防接種(定期接種)が始まるのは生後2ヶ月からです。
「まぁまだ時間あるから」と思っているとあっという間にその日は来ます。そして、この最初の病院選びが、今後の双子育児のQOL(生活の質)を左右すると言っても過言ではありません。
かかりつけ医の選び方:口コミより「リアルな声」
今はネットで病院の口コミが見られますが、小児科に関しては「先輩ママ・パパのリアルな情報」が最強です。
- 近所のママ友
- 職場の先輩パパ・ママ
- 地域の支援センターのスタッフさん
我が家の場合、長男(4歳)の時からお世話になっている小児科があったのでそこを選びましたが、もし初めてなら「双子(多胎児)の対応に慣れているか」「ベビーカーで診察室まで入れるか」などを事前にリサーチしておくと安心。
ここが今後、発熱時などにお世話になる「かかりつけ医」になる可能性が高いので、通いやすさは超重要です。
早めの予約が吉
生後2ヶ月の誕生日前日から接種可能です。人気のある小児科は予約が埋まりやすいので、生後1ヶ月健診が終わったあたりで、スケジュールの確認をしておきましょう。
事前準備:予防接種手帳は「家で書けるところだけ」埋めておく
自治体の予防接種手帳は、予診票(接種前に書く紙)が綴じ込まれていて、あらかじめ記入して持って行く形式が多いです(自治体で違うので、手帳の指示に従ってください)。
双子の場合、当然ですが記入量は倍。ここで手が止まる。
手帳の表紙にも「予防接種と子どもの健康」を読んでおこう、みたいなことが書いてあるので、時間があるときに目を通しておくと安心です。
防接種手帳(予診票の綴り)。単胎(ひとり)でも大変ですが、双子の場合は当然「記入量も2倍」です。

記入のポイント
- 家で書けるところは全て書いていく: 病院の待合室で、ぐずる双子をあやしながら2人分の住所・氏名・体温・問診事項を書くのは不可能です。絶対に家で書いていきましょう。
- 間違えない工夫: 双子あるあるですが、「どっちの予診票かわからなくなる」事件が起きます。我が家では付箋で名前を貼ったり、クリアファイルで分けたりして管理しました。
当日の移動手段と「誰と行くか」問題

ワンオペ回避:可能なら休みを取る。難しければ支援を総動員
「一人でも行けるかな?」なんて思わないこと。物理的には可能かもしれませんが、精神と体力の消耗が半端ないです。
- パパ・ママ共に育休中なら: 必ず2人で行きましょう。
- どちらかが仕事なら: その日は有給を取りましょう(予防接種は立派な育児事由です)。
- どうしても休めないなら: 祖父母、ファミサポ、自治体の多胎児支援サポーターなど、使える手は全て使ってください。
大人が2人いれば、一人が問診を受けている間にもう一人をあやせますし、会計や着替えもスムーズです。何より、「ギャン泣きする我が子を見る心の痛み」を分かち合えます。
移動手段はどうする?
お住まいの地域によりますが、我が家のシミュレーションはこんな感じ。
| 移動手段 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| 車(マイカー) | 最も楽。荷物が多くても安心。泣いても周囲を気にしなくて良い。 | 駐車場の有無を確認必須。チャイルドシートの乗せ降ろしが手間。 |
| 徒歩+ベビーカー | 病院が近ければスムーズ。双子用ベビーカーのまま診察室に入れるなら最高。 | 雨の日は絶望的。病院の入り口が狭いと詰む。 |
| 公共交通機関 | 車がない場合は必須。 | ベビーカーより抱っこ紐推奨。双子ベビーカーでのバス・電車はハードルが高い。大人2人で抱っこ紐1つずつが安定。 |
当日のコツ:出発前にミルク(授乳)を終わらせておく
予約時間の10分前に着くのが理想でも、現実は「片方がギャン泣き」で出発遅れがち。
なので我が家は、出発の30分前までにミルクを終わらせるのを基本にしてました。
ちなみにロタは“飲むワクチン”なので、医療機関によっては接種前後の授乳を少し控えるよう案内することもあります。
ここは病院の説明が最優先。「授乳のタイミングどうすればいい?」と確認しておくと安心です。
持ち物チェックリスト&マイナ保険証の話

双子連れの外出は、避難訓練並みの荷物量になります。忘れ物がないようチェックしてください。
必須アイテム
- 予防接種手帳(予診票): 記入済みのもの×2人分
- 母子健康手帳: ×2冊
- 健康保険証: ×2枚
- 乳幼児医療費受給者証(マル乳など): ×2枚
- マイナンバーカード: ×2枚(あれば)
- おむつセット: おむつ数枚・おしりふき・消臭袋(うちの双子は車に乗せるとよくうんちが出る)
- 着替え(肌着・服): 吐き戻しや漏れ対策。各1セット。
- 授乳グッズ: ミルクセット一式、授乳ケープなど。
【重要】保険証とマイナンバーカード、どうなってる?
「2025年12月から保険証が使えなくなるって聞いたけど、マイナンバーカードだけでいいの?」
ここ、少しややこしいですよね。私が調べた現状(2025年時点)のまとめです。
- 健康保険証としての利用:
マイナンバーカード(マイナ保険証)があれば、健康保険証として使えます。
従来の健康保険証は、2024年12月2日以降新たに発行されなくなり、マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)を基本とする仕組みに移行しています。
従来の健康保険証の有効期限は、最長で2025年12月1日までです。医療機関・薬局の受付では、マイナ保険証をお持ちの方はマイナ保険証、マイナ保険証をお持ちでない方は資格確認書をご提示ください。
厚労省:マイナ保険証の案内(保険証の扱い・期限)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08277.html?utm_source=chatgpt.com - 乳幼児医療費受給者証(医療証):
ここが要注意です!
自治体の「医療費助成(子ども医療費無料など)」の受給者証は、まだマイナンバーカードに完全に紐付いていない(または、病院側の読み取り機が対応していない)ケースが多々あります。
つまり、「マイナ保険証」だけ持って行って、「医療証(紙のカード)」を忘れると、窓口で一時的に医療費を支払う羽目になる可能性があります。
結論:
過渡期の今は、「マイナンバーカード」「従来の保険証」「医療証」の3点セット(×2人分)を全部持っていくのが一番安全です。
※自治体や病院によって対応が異なるので、必ず確認してください
いざ接種!現場で起きること

病院に着いたら、受付をして体温測定。そしていよいよチックンの時間です。
一気に打つの!?衝撃の「同時接種」
今の予防接種は、複数のワクチンを同時に打つ「同時接種」が主流です。
初回だと、ロタ(経口)、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎…と、一度に3本も4本も打つことがあります。
日本小児科学会:同時接種に対する考え方
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/doji_sessyu20201112.pdf?utm_source=chatgpt.com
注射が苦手なパパ・ママは、我が子の小さな腕や足に次々と針が刺さる光景に、ちょっと引いてしまうかも。
でも、これは回数を減らして負担を減らすための処置。心を鬼にして見守りましょう。
そして、1人が泣くと、もう1人も共鳴して泣きます。
ここで大人が2人いると、「よしよし、頑張ったね」とそれぞれ即座に抱っこしてあげられるので、やはり人手は正義です。
接種後:帰宅してから慌てないために
- 接種後は院内でしばらく待機し、様子を見てから帰宅するよう案内されることがあります。
- 帰宅後は、接種部位の赤み・腫れ、軽い発熱が出ることがあります。心配なときは医療機関に相談を、という自治体の案内もあります。
- 予防接種はまれに健康被害が起きる可能性がゼロではないため、国の救済制度があります(申請窓口は市町村)。
“もしも”のときの連絡先(夜間救急、#8000等)はスマホに入れておくと安心です。
余談:予防接種は「月齢近い親子」が集まりやすい
予防接種の時期って、だいたいみんな同じ。
待合で月齢近い子を見かけると、ちょっと仲間意識が湧きます。
うちは長男のとき、そこで話しかけてきたママさんとそのままママ友に。
特に双子は目立つので、「あら、双子ちゃんですか?大変ですね~」と、高確率で話しかけられます。余裕があれば、少し会話を楽しんでみるのも良い気分転換になります。
まとめ:最初のミッションをクリアしよう

初めての予防接種は、親にとっても子にとっても一大イベントです。
- とにかく「人手」を確保する(ワンオペ回避)。
- 予診票は家で全部書いていく。
- マイナ保険証があっても、紙の医療証は忘れずに。
この3つを押さえておけば、なんとかなります。
終わった後は、頑張った双子ちゃんをたくさん褒めてあげてください。そして、汗だくでミッションを完遂したパパ・ママも、自分自身にご褒美(美味しいスイーツなど)を買って帰りましょう!
こちらもおすすめ!
外部リンク
厚労省:生後2か月から推奨される予防接種
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/months-2.html?utm_source=chatgpt.com
厚労省:マイナ保険証の案内(保険証の扱い・期限)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08277.html?utm_source=chatgpt.com
デジタル庁:マイナ保険証の概要(制度の整理)
https://www.digital.go.jp/policies/mynumber/insurance-card?utm_source=chatgpt.com
日本小児科学会:同時接種に対する考え方(安全性の説明)
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/doji_sessyu20201112.pdf?utm_source=chatgpt.com
厚労省:予防接種健康被害救済制度(“もしも”のとき)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkouhigaikyuusai.html?utm_source=chatgpt.com


