
妊娠初期から出産、育休までに調べたこと
双子が生まれると分かってから、わが家でもいろいろ制度を調べました。
でも正直、最初は名前を見てもよく分からないものばかりでした。
出産育児一時金って何?
出産手当金と育休給付ってどう違うの?
双子だと何か特別に使える制度ってあるの?
そんな感じで、一つずつ調べながら把握していった記憶があります。
この記事では、そんなわが家が双子妊娠が分かってから、妊娠中・出産・育休までのフェーズで調べた制度をまとめます。
制度を完璧に解説するというより、「双子が分かってから実際に気になって調べたことの整理」に近い内容です。
特に助かったと感じたのは、
双子以上だと産前休業が14週間前から取れること、
出産育児一時金が1人50万円で双子なら原則100万円になること、
そして出産手当金や育休給付で収入減を少しでも支えられたことでした。
双子妊娠でまず知っておきたかった制度

双子妊娠で、まず「これは本当に早く知れてよかった」と思ったのが、産前休業が14週間前から取れることでした。
働く女性の心とからだの応援サイト
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/ninshin/sanzen_sango.html?utm_source=chatgpt.com
産前休業は通常、出産予定日の6週間前からですが、双子以上の多胎妊娠では14週間前から請求して取得できます。 厚生労働省の案内でもはっきりそう示されています。
これは制度の一文だけ見ると「そうなんだ」で終わりそうなんですが、実際にはかなり大きいです。
双子妊娠って、単胎のときよりお腹の大きさも体への負担も通院の負荷もかなり違いますよね。
うちでも、ママは「14週間前から休めたのがとにかく助かった」と言っていました。
もしこれを知らなかったら、「産休は6週前から」と思い込んだまま、かなりしんどい時期まで無理していたかもしれません。
双子妊娠が分かったら、まず最初にここを確認しておく価値は大きいと思います。
普通の会社なら、職場から案内があるはずです。
妊婦健診の助成は、双子だと追加支援がある場合もある

妊婦健診そのものには、自治体ごとの公費助成があります。
それに加えて、双子などの多胎妊娠は単胎より健診回数が増えやすいため、こども家庭庁では「多胎妊娠の妊婦健康診査支援事業」を案内しています。これは、多胎妊娠で追加的に必要になる健診費用の一部を自治体が助成する仕組みです。
こども家庭庁成育局母子保健課:母子保健における妊産婦等の支援の現状について
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001267930.pdf?utm_source=chatgpt.com
ただ、ここはかなり自治体差が大きいです。
わが家の住んでいる自治体では、少なくとも当時は特に案内がありませんでした。なので、実施していなかったのか、こちらが把握できていなかっただけなのかは正直よく分かっていません。
この制度、存在を知らないと見落としやすいので、双子妊娠が分かったら母子手帳の交付や妊婦健診のタイミングで、
「多胎妊娠向けの追加健診助成ってありますか?」
と自治体に一度聞いてみるのがよさそうです。
案内がない=ない、とは限らないのがややこしいところだなと思いました。
出産育児一時金は双子なら原則100万円

双子妊娠で調べると、かなり早い段階で出てくるのが出産育児一時金です。
これは公的医療保険に加入している人が出産したときに支給されるもので、子ども1人につき原則50万円です。
そのため双子なら、原則100万円になります。
厚生労働省都道府県労働局:育児休業、産後パパ育休や介護休業をする方を経済的に支援します
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_r02_01_04.pdf?utm_source=chatgpt.com
数字だけ見ると「100万円も出るのか」と思うんですが、双子の出産って実際にはそんなに余裕のあるものではないですよね。
管理入院、帝王切開、入院日数、新生児のケアなども含めると、出産まわりの出費はかなり大きくなります。
わが家でも、正直な感想は
「100万円とはいうけど、出産だけでなくなるよね」
でした。
それでも、この制度がなかったら双子の出産は金銭的にかなり厳しかったと思います。
これは本当に、あるだけありがたいではなく、これがないと無理だったに近い制度でした。
帝王切開や管理入院では高額療養費も確認しておきたい

双子妊娠では、切迫早産や妊娠高血圧症候群、帝王切開などで、保険診療の入院や手術が発生することもあります。
そういう場合に確認しておきたいのが高額療養費制度です。
こども家庭庁成育局母子保健課:母子保健における妊産婦等の支援の現状について
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001267930.pdf?utm_source=chatgpt.com
これは、1か月の医療費の自己負担が上限を超えた場合、その超えた分が支給される仕組みです。
双子妊娠はどうしても医療的な介入が増えやすいので、「出産育児一時金」だけでなく、こちらも頭に入れておくと安心です。
出産前って調べることが多すぎて、つい“出産そのもののお金”ばかり見がちなんですが、実際には入院や手術に保険が効くかどうかも家計にはかなり効いてきます。
会社員家庭なら出産手当金もかなり助かる
会社員や公務員など、健康保険の被保険者が出産のために仕事を休み、その間に給与が出ない場合は、出産手当金の対象になります。
協会けんぽでは、支給対象期間を出産日以前42日、多胎妊娠なら98日、出産日の翌日以後56日までと案内しています。
つまり双子妊娠では、産前の対象期間もかなり長くなります。
全国健康保険協会:出産手当金について
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat620/r311/?utm_source=chatgpt.com
わが家でも、この制度はかなり助かりました。
出産育児一時金は出産費用そのものを支える感じですが、出産手当金は休業中の家計を下支えしてくれる感じがあります。
双子妊娠だと、産前の働ける期間が単胎より短くなりやすいので、なおさらありがたかったです。
出産育児一時金と並んで、助かった制度として真っ先に挙がるものだと思っています。
双子家庭はパパも育休を取ったほうがいい

ここは制度の話でもあり、同時にかなり個人的な実感でもあります。
双子家庭は、パパも育休を取ったほうがいいです。
わが家は、僕が半年育休を取りました。
今振り返っても、あの時期に取っておいて本当によかったと思っています。
育児休業給付は180日まで67%、その後は50%
厚生労働省の案内では、育児休業給付は休業開始から180日までは賃金の67%、181日目以降は50%です。
また、給付は非課税で、育休中は社会保険料免除もあるため、180日までは手取りベースで8割程度に近い水準になるとされています。
厚生労働省:Q&A~育児休業等給付~
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001551858.pdf?utm_source=chatgpt.com
半年までは何とか踏ん張れても、その先は給付率が50%になるので、一気に家計が気になってきます。社会保険料が免除なのはありがたいんですが、それでも「半年以上育休を取ろうと思うと、かなり考えものだよね」というのが正直な感想です。
まさに、「半年以降も国になんとかしてほしい」という気持ちになります。
双子家庭だと、その切実さはかなり強いと思います。
それでもパパ育休をおすすめしたい理由
制度だけを見れば、半年以降の給付率はたしかに悩みどころです。
でも、生活実感としては「本当はもっと取りたい」に近いんですよね。
双子の新生児期って、ママ1人で回すにはかなりハードです。
しかも、ママ自身の体の回復もまだ途中。そこに夜間対応も授乳も連続します。だからこそ、「取れるかどうか」だけじゃなくて、どう取るか、どこまで取るかを早めに夫婦で考えておくのが大事だと感じました。
育休中の社会保険料免除も地味に大きい
育休中は、事業主の手続きによって健康保険料・厚生年金保険料が免除されます。
さらに、この免除期間は将来の年金額を計算する際に、保険料を納めた期間として扱われます。
都道府県労働局:働きながら妊娠・出産・育児をするあなたへ
https://jsite.mhlw.go.jp/gunma-roudoukyoku/content/contents/002399097.pdf?utm_source=chatgpt.com
給付率だけ見ると「67%か」「50%か」となりがちなんですが、実際の家計では社会保険料免除の影響も大きいです。
制度名だけだと地味なんですが、手取り感覚にはかなり効いてくる部分だと思いました。
前編のまとめ

双子妊娠から出産、育休までで、わが家が特に「知っていてよかった」「助かった」と感じた制度はこのあたりでした。
- 双子以上なら産前休業は14週間前から取れる
- 出産育児一時金は1人50万円で、双子なら原則100万円
- 会社員家庭なら出産手当金がかなり助かる
- 育児休業給付は最初の180日が67%、その後は50%
- 育休中の社会保険料免除も地味に大きい
- 多胎妊娠向けの健診助成は自治体差があるので要確認
働く女性の心とからだの応援サイト
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/ninshin/ninshin.html
制度って、最初は本当に分かりにくいです。
でも双子妊娠だと、一つひとつがかなり現実に効いてきます。
わが家も、双子が分かってから慌てて調べた側でした。だからこそ、これから双子を迎えるご家庭にとって、この記事が「まず何を確認すればいいか」の入口になればうれしいです。
後編では、生まれたあとに使える制度として、児童手当、子ども医療費助成、未熟児養育医療、保育料、復職後の制度、多胎家庭向け支援あたりをまとめる予定です。
妊娠初期から育休までのチェックリスト
双子妊娠が分かったら確認したいこと
妊娠初期
- 母子手帳交付のときに、妊婦健診の助成内容を確認する
- 自治体に多胎妊娠の追加健診助成があるか聞く
- 勤務先に、双子以上は産前休業が14週間前から取れることを確認する
- 管理入院や帝王切開に備えて、高額療養費の仕組みをざっくり把握しておく
妊娠中期〜後期
- 出産育児一時金が双子なら原則100万円になることを確認する
- 病院が直接支払制度に対応しているか確認する
- 会社員なら出産手当金の対象になるか、人事や総務に確認する
- 産休・育休に入る時期を夫婦で話し合う
出産前後
- 帝王切開や入院が長引いた場合に、高額療養費の対象になるか確認する
- 必要なら限度額適用認定やマイナ保険証の扱いを確認する
- 出産後の家計を見ながら、パパ育休をどのくらい取るかを再確認する
育休前〜育休中
- 育児休業給付は180日まで67%、以降50%を前提に家計を試算する
- 社会保険料免除があることも含めて手取りを確認する
- 半年以降も取るかどうか、家計と育児負担の両方で考える
- 双子家庭は、できればパパも育休を前向きに検討する
こちらもおすすめ!
外部リンク
厚生労働省「産前・産後の休業について」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/gimu/kyugyo.html?utm_source=chatgpt.com
厚生労働省:働きながらお母さんになるあなたへ
https://www.mhlw.go.jp/tenji/dl/file07-02pa.pdf?utm_source=chatgpt.com
全国健康保険協会:出産に関する給付
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat710/sb3160/sb3170/sbb31712/1948-273/?utm_source=chatgpt.com
厚生労働省:高額療養費制度を利用される皆さまへ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html?utm_source=chatgpt.com


