
今回のテーマは、全パパママが恐れる魔のワード「夜泣き」についてです。
特に双子妊娠中の方や、生まれたばかりの方。「一人の夜泣きでも辛いのに、二人同時だったらどうなるの?」「地獄?死ぬの?」と震えていませんか?
正直に言います。私も震えていました。なぜなら、長男(現在4歳)の時の夜泣きが壮絶だったからです。
しかし、蓋を開けてみると……現在生後8ヶ月の双子、驚くほど夜泣きをしません。
「たまたまでしょ?」「ラッキーだったね」 そうかもしれません。でも、生活環境や育て方を振り返ると、長男の時とは決定的に違うポイントがいくつかあることに気づきました。
この記事では、長男時代の「夜泣き地獄」の思い出と、現在の双子の「安眠天国」を比較し、「なぜ我が家の双子は夜泣きしないのか?」という謎を、40代パパの視点で徹底分析します。
今、夜泣きで白目をむいているパパママや、これから双子を迎える方に、夜泣き対応の考え方と回し方、環境作りのヒントになれば嬉しいです。
※この記事は体験談+一般的な情報整理です。医療的に心配な症状がある場合は医療機関へ。
この記事でわかること(3行)
- 「夜に泣く=全部夜泣き」じゃない。まず切り分けると対応がラクになる
- 長男(地獄)と双子(安眠)を比べて、家の環境・授乳・対応の違いを棚卸し
- “親の体力”が先。交代制・別室避難・最終手段の線引きで長期戦に耐える
「夜泣き」って何?夜間授乳とゴッチャになりやすい話

赤ちゃんが夜に起きるのは、発達的にめずらしいことではありません。
たとえば小児科情報(米国小児科学会系の情報)では、6ヶ月でも夜に起きるのは普通で、起きても自分でまた眠れることが大事、という整理があります。 HealthyChildren.org+1
また、NHS(英国の公的医療情報)でも、6〜12ヶ月では「夜間授乳が不要になる子もいる」一方で、空腹や歯ぐずりなどで起きることがある、と案内されています。 nhs.uk
つまり「夜に泣く=全部“夜泣き”」じゃなくて、ざっくり分けるとこんな感じ。
A. 夜間授乳(空腹)で落ち着くタイプ
生後4〜5ヶ月くらいまでの我が家の双子はこれでした。
夜に泣いたらミルク → だいたい落ち着く。「夜泣き」というより“夜間の空腹対応”に近い。
B. 不快・体調が原因っぽいタイプ
暑い/寒い、汗、オムツ、鼻づまり、歯ぐずりなど。
原因が取れれば落ち着くことが多い。
C. いわゆる「何をしても寝ない」夜泣きタイプ
長男が近かったのはこれ。
授乳してもダメ、置くと泣く、抱っこしても泣く日がある。親のHPが削られます。
実録①:長男(6月生まれ)「何をしても寝ない」夜泣き地獄

当時はアパート暮らし。泣き声が大きすぎて、まず気になるのが隣人。
それだけで親の心拍数が上がります。
ママは別室へ避難、パパが抱っこ担当に
「とにかくうるさい」日が続くと、2人とも起きているのは不利でした。
なので、ママには別室へ避難してもらって睡眠確保。私はひたすら抱っこ。
- 抱っこしていれば泣き止むことが多い
- でも寝るまで 1時間ゆらゆらは普通
- 置いた瞬間に再点火(いわゆる背中スイッチ)
明け方の散歩、そして“最終手段”のドライブ
どうしてもダメな日は、まだ日が昇ってない明け方に抱っこ紐で外へ。
空気が変わると落ち着く日があって、「もうこれしかない…」みたいなやつ。
ドライブもやりました。車の振動って強い。走ってると寝る。
「よし寝た!」と思って帰宅し、そーっと降ろして…アパートの階段を登っている途中で……
「アァァァァーーー!!(覚醒)」
あの瞬間、膝から崩れ落ちそうになります(絶望感)。
車は効く日もあるけど、「搬入で起きる」という構造的弱点があって、我が家では最終手段扱いになりました。
落ち着いたのは生後10ヶ月で保育園に入った頃(体感)
記憶ベースですが、生後10ヶ月くらいで保育園に入れて日中の活動量が増えたあたりから、夜泣きは落ち着いた印象があります。
(この「いつか終わる」が、当時いちばん欲しい情報でした。)
実録②:双子(5月生まれ)「ミルク→置く→寝る」が新生児期から続いている

長男の経験があるので、双子妊娠中は普通に震えてました。
「一人であれなら、双子は倍の地獄では…?」
ところが蓋を開けたら、拍子抜け。
双子の基本形:ミルク→置く→寝る
- ミルクを飲ませる
- 布団に転がしておく
- いつの間にか寝てる
決まった寝床じゃないところでも寝る。昼も置いとけば寝る。たまに抱っこ。
たまにグズる日の“型”も決まっている
夜泣きっぽく見える日があっても、多くは「眠いのに寝られない」に近い。
- 男の子:椅子やソファに座ったまま抱っこ+お尻ポンポン → 寝る
(立ってゆらゆらが不要なのが、地味に神) - 女の子:抱っこで一度落ち着かせてから添い寝に移行 → お腹をさすると寝落ち
長男の「深夜ドライブ」が嘘みたいな平和さです。
比較して見えた「違い」:あくまで仮説だけど、棚卸しするとヒントはある
ここは強調しておきます。
双子が寝るのは、まず個体差(運)が大きい。断定はできません。
ただ、長男と双子で条件が違ったのは事実なので、整理しておくと、今しんどい人が「自分の家で変えられるところ」も見えます。
我が家の比較(ざっくり表)
| 項目 | 長男 | 双子 |
|---|---|---|
| 住環境 | アパート | 戸建て |
| 寝床 | 寝室ベッドでパパママの間 シングルベッド(100cm×195cm)×2 | 畳コーナーにファミリーマットレスダブルサイズ(240cm×200cm)×2 |
| 光 | 真っ暗 or 豆球っぽい暖色 | 調光ダウンライトを最低光量 |
| 空調/加湿 | エアコン1台+加湿空気清浄1台 | エアコン1台+加湿空気清浄2台 |
| 服装 | ロンパース+カバーオール | ロンパース+カバーオール+スリーパー |
| 授乳 | ほぼ母乳 | 混合→3ヶ月頃から完全ミルク |


左:長男の時に使用したシングルベッド×2台。現在は未使用
右:現在の雑魚寝マットレス
「変えたこと」から見えた仮説
- 寝床の広さ:親のストレスが減る(=親の介入が減る)
- スリーパー導入:掛け直しで起こす回数が減る
- 完全ミルク:寝る前に量が読みやすい(腹持ち云々は断定しない)
- 双子育児ゆえ“即抱っこできない瞬間”がある:結果的に刺激を増やしすぎない、はあり得る
※睡眠環境は安全が最優先。硬め・平坦・顔周りに物を置かない、などの注意は公的機関や小児科系情報でも繰り返し案内されています。 内閣府 競技スポーツ課+2aap.org+2
ここからが本題:夜泣き対応の「考え方」——テクより順番、順番よりオペ
ステップ0:まず安全(寝具・姿勢・周辺)
寝不足だと判断力が落ちるので、最初に固定化。
- 赤ちゃんは硬めで平坦な寝具で
- 顔の近くに物を置かない
- 1歳になるまでは基本あおむけ(医学的理由がある場合を除く)
消費者庁やこども家庭庁の資料でも、窒息事故予防として硬めの寝具・あおむけ・顔周りに物を置かない等が案内されています。 内閣府 競技スポーツ課+1
AAP(米国小児科学会)も、firm/flatな寝床、柔らかい寝具や物を避けることなどを案内しています。 aap.org+1
ステップ1:5分チェック(原因つぶし)
「何しても寝ない」に入る前に、5分だけ原因を潰します。
- 空腹っぽい?(低月齢ほど多い)
- オムツ/汗/寒暖差
- 鼻づまり・咳・発熱など体調
- 歯ぐずりっぽい?
- ここまで潰してもダメ → “夜泣きモード”へ移行
※夜間覚醒は珍しくない(発達として普通にある)という前提があると、焦りが減ります。 Newcastle Hospitals NHS Foundation Trust+1
ステップ2:タイプ別の「勝ち筋」を変える
A)ミルクで落ち着く(夜間授乳タイプ)
- 刺激を増やさない(明かり・声・遊びを最小)
- ルーティンを短く固定(飲む→ゲップ→置く、みたいに)
B)抱っこで落ち着く(安心が必要タイプ)
ここで大事なのは「抱っこが悪」ではなく、親の体力が持つ形にすること。
- 立ってゆらゆらが必要なら、交代制にする
- 座って抱っこ+トントンでいけるなら、それが省エネ最強
- 置く時の最後の一手(添い寝に切り替える等)を決めておく
- うちの双子は「男の子=座ってポンポン」「女の子=添い寝で腹なで」が型
C)何をしても寝ない(長男タイプ)
ここは気合いじゃなく運用です。
“赤ちゃんを寝かせる”より、“親が倒れない”を最優先に変えると、持久戦が可能になります。
親が折れない「夜泣きオペレーション」——長男で学んだ生存戦略

1)交代制は「時間で切る」
「寝るまで交代しない」は無限ループになりやすい。
おすすめは 20〜40分で交代。交代した瞬間に気持ちが戻ることがある。
2)片方は寝る(別室避難もOK)
長男の時の「ママ別室避難」は正解でした。
大人2人とも睡眠ゼロになると、翌日が終わります。
3)最終手段を決める(散歩・抱っこ紐・ドライブ)
- 散歩:効く日がある
- ドライブ:効く日がある、でも搬入で起きる(我が家はここが地雷)
最終手段が“決まっている”だけで、判断疲れが減ります。
4)勝利条件を下げる(ここ重要)
「朝まで一度も起きない」じゃなくて、まずは
- 今日は合計◯時間寝られたら勝ち
- 片方が2時間寝たら勝ち
- 泣いても安全に過ごせたら勝ち
これくらいで十分です。
まとめ:夜泣き対策は“魔法”じゃなくて「順番」と「体力の設計」

- 「夜に泣く」は種類がある。切り分けると対応がラクになる
- 双子が寝るのは個体差が大きい。でも、環境を棚卸しすると「変えられる点」は見える
- 最終的に大事なのは、赤ちゃんの睡眠より先に 親が倒れない仕組み(交代・避難・線引き)
長男の夜泣きは地獄だったけど、終わりました。
いま夜泣きで苦しい人に言えるのはこれだけです。
今夜がしんどくても、状況は必ず動きます。
その間、親が生き残れる形に“オペ”を整えましょう。
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外部リンク
- 消費者庁:就寝時の窒息事故に注意(硬め寝具・あおむけ・顔周りに物を置かない等) 内閣府 競技スポーツ課
- こども家庭庁:SIDS等の情報(あおむけ等のポイント) cdr.cfa.go.jp+1
- AAP:Safe Sleep(firm/flat、soft beddingを避ける等) aap.org+1
- NHS:6〜12ヶ月の睡眠(夜間覚醒・夜間授乳の考え方) nhs.uk

