
こんにちは。現在、生後約7ヶ月の双子(男女)と4歳の長男を育てている40代パパです。
離乳食を始めて約1ヶ月が経ちました。長男の時にも経験しているとはいえ、やっぱり離乳食って大変ですよね。特に双子となると、作る量も食べさせる手間も倍。「丁寧に手作りして」なんて理想は、正直言って毎回は無理です。
でも、それでいいんだと思います。
今回は、離乳食を始めるにあたっての基本的なことから、我が家で実際にどう進めているか、そして「こうすれば少し楽になる」と感じたポイントまで、リアルな体験をお伝えします。これから離乳食を始める方、今まさに奮闘中の方に、少しでも「そうそう、わかる!」「参考になった」と思ってもらえたら嬉しいです。
離乳食を始める前に知っておきたい基本
離乳食っていつから始めるの?
離乳食のスタート時期は、一般的に生後5〜6ヶ月頃とされています。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、この時期を目安としています。
ただ、これはあくまで目安。赤ちゃんの発達には個人差があるので、以下のようなサインが見られたら始めどきです。
- 首がしっかりすわっている
- 支えてあげると座れる
- 食べ物に興味を示す(大人の食事をじっと見るなど)
- スプーンを口に入れても舌で押し出さなくなる
我が家の双子も、生後5ヶ月を半分過ぎたくらいでこれらのサインが出てきたので、離乳食をスタートしました。
離乳食の進め方、基本の流れ
離乳食は大きく分けて4つの段階があります。
初期(5〜6ヶ月頃): ゴックン期と呼ばれ、なめらかにすりつぶした状態のものを1日1回、ひとさじから始めます。
中期(7〜8ヶ月頃): モグモグ期。舌でつぶせる硬さにして、1日2回食に。
後期(9〜11ヶ月頃): カミカミ期。歯ぐきでつぶせる硬さで、1日3回食へ。
完了期(12〜18ヶ月頃): 大人の食事に近づけていく時期です。
現在我が家の双子は生後約7ヶ月なので、ちょうど中期に差し掛かったあたり。2回食にも慣れてきて、少しずつ食べる量も増えてきました。
最初は10倍がゆから
離乳食の基本は、なんといってもおかゆです。最初は米1に対して水10の割合で作る「10倍がゆ」から。これをすりつぶして、なめらかなペースト状にします。
慣れてきたら野菜や豆腐、白身魚などを少しずつ追加していきます。新しい食材は1日1種類ずつ、ひとさじから試すのが基本。アレルギーが出ないか様子を見るためです。
こうした基本を頭に入れておくと、離乳食の進め方に迷ったときの指針になります。
我が家で使っている「365日離乳食カレンダー」

離乳食を進めるにあたって、我が家では4年前に長男の時に購入した「初めてママ&パパのための365日の離乳食カレンダー」(ベネッセコーポレーション)を活用しています。
この本、実は長男の離乳食の時にかなり助けられたので、今回も引っ張り出してきました。
どんな本なの?
この本の良いところは、「今日は何を作ろう?」と悩まなくていい点です。離乳食の初期から完了期まで、365日分の献立が日めくりカレンダー形式で掲載されています。
- その日に必要な食材
- 作り方の手順
- 栄養バランスの考え方
- 月齢に合わせた硬さの目安
こうした情報が1ページにまとまっているので、離乳食初心者にはとてもありがたい構成です。
Amazonや楽天で購入できるので、これから離乳食を始める方は参考にしてみてください。
基本的にはこの本に沿って進めています
我が家では、この本を参考にしながら離乳食を進めています。「今日はこれを作ろう」という指針があるだけで、精神的にかなり楽になります。
ただし、です。この本に書いてある通りに毎日完璧に作れているかというと、それは全く別の話。次の章では、そのあたりのリアルをお伝えします。
こちらもおすすめ!本の通りにできなくても大丈夫!
本の通りには進まない、我が家のリアル

「365日離乳食カレンダー」は本当に便利な本です。でも、正直に言います。本に書いてある通りに毎日進めるのは、とても難しい。
特に双子育児となると、時間も手間も倍以上かかります。そして4歳の長男もいる我が家では、さらに時間のやりくりが大変。
市販の離乳食も積極的に活用
本には「人参は茹でてすり鉢ですりつぶして」「かぼちゃは蒸してなめらかに」なんて丁寧な手順が載っています。もちろん、できる時はそうしています。
でも、毎回それをやるのは無理です。
なので我が家では、市販のベビーフードもどんどん活用しています。瓶詰めのペースト状野菜、パウチのおかゆ、フリーズドライの食材。こうしたものを上手に使えば、時短になるだけでなく、栄養バランスも取りやすくなります。







特に外出時や疲れている日は、市販品に頼りっぱなし。それで全く問題ないと思っています。
「手作りじゃないとダメ」なんて思う必要はありません。市販のベビーフードは、栄養面でもきちんと考えられて作られています。むしろ、パパやママが無理をして疲弊してしまう方が問題です。
ブレンダーがあると本当に助かる

離乳食作りで本当に助かっているのが、ブレンダー(ハンドブレンダー)です。
すり鉢でゴリゴリすりつぶすのって、かなり大変ですよね。特に初期のペースト状にする作業は、時間もかかるし力も必要。
ブレンダーがあれば、茹でた野菜やおかゆを数秒でなめらかにできます。これがあるのとないのとでは、離乳食作りの負担が全然違います。
我が家では長男の時に購入したブレンダーを今も使っていますが、本当に買ってよかったと思える育児グッズのひとつです。これから離乳食を始める方には、ぜひおすすめしたいアイテムです。
双子のおかゆ、作る量が想像以上
双子の離乳食で一番驚いたのが、作る量です。
長男の時は、10倍がゆを作っても「こんなもんかな」という感覚だったんです。でも双子となると、同じ感覚で作るとあっという間に足りなくなります。
特におかゆは主食なので、毎日必要。2人分をまとめて作るとなると、鍋もそれなりに大きいものが必要ですし、作り置きの量も増えます。
我が家では、週に2〜3回まとめておかゆを作って、小分けにして冷凍保存しています。製氷皿やシリコンカップを使えば、1食分ずつ分けられるので便利です。

双子育児では、「単純に2倍」ではなく「2倍以上」の手間と量が必要だと実感しています。でも、こうした工夫を重ねていけば、なんとか回っていくものです。
なかなか食べてくれない日々との向き合い方
離乳食作りも大変ですが、もっと大変なのが「食べさせる」こと。我が家の双子も、毎回すんなり食べてくれるわけではありません。
シリコンエプロンで遊んでしまう問題
食べこぼし対策として、シリコン製のお食事エプロンを使っています。洗いやすくて便利なんですが、困ったことがひとつ。
双子がこのエプロンに興味津々で、引っ張ったり噛んだり、遊び始めてしまうんです。スプーンを口に持っていっても、エプロンをいじることに夢中で全然食べない。
これ、結構あるあるじゃないでしょうか。
対策として気づいたのは、周りに興味を引くようなものは置かない方が良いということ。おもちゃはもちろん、カラフルな食器や派手な柄のマット、テレビの画面や音なども、赤ちゃんの注意を逸らしてしまいます。
できるだけシンプルな環境で、食事に集中してもらう。これを意識するようになってから、少しずつ食べることに集中してくれる時間が増えてきました。
気持ちに余裕を持つことの大切さ
それでも、暴れたり嫌がったり、口を開けてくれなかったり。離乳食タイムは毎回バトルです。
最初の頃は「せっかく作ったのに」「栄養が足りないんじゃないか」と焦りやイライラを感じていました。でも、そういう気持ちって赤ちゃんに伝わるんですよね。
だから今は、「無の境地」で臨むようにしています。
「まぁ、こんなもんだよね」 「今日食べなくても、また明日」 「機嫌が悪い日もあるよね」
そんな風に、気持ちに余裕を持つように意識しています。完璧を目指さない。食べてくれなくても、自分を責めない。
こう思えるようになってから、離乳食タイムのストレスがだいぶ軽くなりました。
続けていれば少しずつ慣れてくる
そして、ここが大事なポイントなんですが、続けていれば赤ちゃんも少しずつ慣れてきます。
始めたばかりの頃は、スプーンを口に入れるだけで嫌がっていた双子も、1ヶ月経った今では、口を開けて待っていることもあるようになりました。食べる量も、少しずつですが増えています。
毎日完璧にできなくても大丈夫。焦らず、気長に、赤ちゃんのペースに合わせて進めていく。それが離乳食を続けるコツなのかもしれません。
「今日はうまくいかなかったな」と思う日があっても、「明日はきっと大丈夫」と思える心の余裕。それが、パパやママにとっても、赤ちゃんにとっても大切なんだと感じています。
まとめ:それでもなんとかなる

離乳食を始めて1ヶ月。我が家のリアルな進め方をお伝えしました。
「365日離乳食カレンダー」のような本はとても便利ですが、それを完璧にこなす必要はありません。市販のベビーフードを活用したり、ブレンダーなどの便利グッズに頼ったり。そうやって自分たちのペースで進めていけばいいんです。
双子の場合は作る量も食べさせる手間も倍以上ですが、工夫次第でなんとか乗り切れます。
そして何より大切なのは、気持ちに余裕を持つこと。食べてくれない日があっても、イライラせず「こんなもんだよね」と受け止める。そんな心の余裕が、離乳食を続けていく上で一番大事なのかもしれません。
これから離乳食を始める方も、今まさに奮闘中の方も、どうか無理をせず、自分たちのペースで進めてくださいね。
赤ちゃんは必ず成長します。続けていれば、少しずつ食べることに慣れてきます。焦らず、楽しみながら、離乳食期を乗り越えていきましょう。
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