
双子が生まれた瞬間、生活は一変します。ミルクもオムツも寝かしつけも、すべてが2倍。しかも同時に泣き、同時に抱っこが必要になる。そんな双子育児の現実に立ち向かうには、パパの育休が欠かせません。
双子育児は“想像の3倍”大変。パパが育休を取らないと崩壊する現実

「夜通しの泣き声で一睡もできない」「ママが食事を取る時間すらない」。そんな毎日が、双子育児の最初の数カ月には当たり前のように続きます。
この現実をママひとりに任せるのは、はっきり言って不可能です。どれだけ気力があっても、体は限界を迎えます。だからこそ、パパの育休は“贅沢”ではなく“必要条件”。育休を取ることは、「手伝う」ことではなく「共に育てる」ためのスタートラインです。大変そう・・・と思わないで、大変なのはママも一緒。母乳を出すこと以外はパパでもできます。
ママひとりでは限界。双子育児にパパのサポートが必須な理由

双子育児では、ママは常に「同時進行」と「睡眠不足」に追われます。たとえば授乳中にもう一人が泣く、抱っこしているとおむつ替えのタイミングがくる…。1対1の育児が、1対2になっただけで難易度は跳ね上がります。
パパが前線に立つことが家庭の安定につながる
ミルクを一緒に準備、オムツ替えを交代、寝かしつけを分担──。こうした積み重ねが、ママの心を支えます。双子育児はチーム戦。ママの安定が家庭の安定です。パパが前線に立つことで、家族全体のバランスが保たれます。
「会社が忙しい」は言い訳。育休を取らないデメリットの方が大きい

「育休を取りたいけど、会社が忙しくて言いづらい」そう感じるパパは多いでしょう。でも、仕事は代わりがいますが、あなたの子どもの父親はあなただけです。
育休を取らないリスクとは?
育休を取らなかった結果、ママが心身を壊してしまったケースも少なくありません。結果的に、家族全体が疲弊し、パパ自身も後悔することになります。
育休を取ることは、家族を守るための投資です。最低でも3ヶ月、できれば半年。1年取れればベストです。家庭が安定し、ママの回復も早まり、その後の育児もスムーズになります。
パパが育休を取るための現実的なステップと伝え方

ステップ1:上司に“報告”ではなく“相談”する
最初から「取ります!」と強気に言うよりも、「家庭の状況を踏まえ、どのように調整できるか相談したい」という姿勢が効果的です。
ステップ2:代替案を用意しておく
自分の仕事をどう引き継ぐか、スケジュールをどう調整するかを具体的に提示。誠実さを見せることで、理解を得やすくなります。
ステップ3:会社に遠慮しすぎない
育児休業は労働者の権利です。「取っていいですか?」ではなく、「取ります。その上で調整します」という姿勢でOKです。
育休は“勇気ある決断”。家族のために一歩踏み出そう

育休を取るパパは、まだ少数派かもしれません。でも、勇気を出して一歩踏み出すことで、家族の絆は確実に深まります。
子どもの笑顔、ママの安心、家庭の温かさ。それを支えるのは、あなたの“決断”です。会社よりも、家庭を優先していい。それが、双子育児を乗り越える一番の秘訣です。